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精神疾患?ハンマーで襲撃 何度も接触、「殺す」予告も 被害者側は警察の対応疑問視 /印西

千葉日報オンライン 10/18(火) 11:16配信

 千葉県印西市のマンションで今月9日、精神疾患が疑われる50代の男が、ハンマーを持って7階のベランダから隣家に侵入し、男性(56)にけがをさせた事件があったことが17日、分かった。千葉県警印西署は9日、住居侵入と傷害、銃刀法違反容疑で男を逮捕。男は5日にも男性宅を訪れ「殺す計画が早まった」などと男性に襲いかかっており、駆け付けた同署員が取り押さえていた。男性側は「この時点で措置入院の通告をするべきだった」と訴えている。

 男性側弁護士によると、男は8月ごろから玄関チャイムを鳴らすなど男性家族に接触してくるようになり、男性は9月2日に同署に通報。同署員から「今後、チャイムが鳴ったらすぐに通報してください」とアドバイスを受けた。同月24日には玄関に「五輪書」が置かれていたほか、25日には「奥さんが病気だと聞いた」などと訪問。郵便受けに精神病院の連絡先が書かれたメモが入っており、同署に通報したが、同署では「実害がないので対応できない」などと回答した。

 今月5日に玄関チャイムで応対したところ、男は「お前が邪魔だ。殺す」などと叫んだため、妻(55)がすぐに通報。男は「殺す計画が早まった」などと言って男性に襲いかかってきたため、駆け付けた同署員が取り押さえた。しかし、同署員は男性にけががなかったことから、男を逮捕しなかった。

 男は9日午前8時ごろ、ベランダの壁を破り男性方に侵入。男性ともみ合う間、管理人と近隣住民が駆け付けて男を取り押さえ、約20分後に駆け付けた同署員に引き渡した。男性の家族4人は事件後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたという。

 男性側は「警察は5日の時点で措置入院の通告をするべきだった。相模原の事件などのように精神障害者の殺人行為は多発しており、事前に防ぐことは社会防衛として急務」などとしている。

 印西署では「適切な対応をしていた」としている。

最終更新:10/18(火) 12:12

千葉日報オンライン