ここから本文です

豊臣秀吉は本当に認知症だった!? 歴史ファンたちが語る「真田丸」の本当の魅力/〈視線の先〉インタビュー

トレンドニュース(GYAO) 10/18(火) 17:27配信

物語も後半に突入し、さらなる盛り上がりを見せる堺雅人主演のNHK大河ドラマ「真田丸」。脚本家が三谷幸喜ということもあり、かなりコメディタッチに作られてはいるが、実は歴史ファンからすれば史実がうまく脚本に組み込まれた素晴らしいシーンだったりするそうだ。

真田信繁は真田丸の最終回で幸村になる?>>

今回は、“歴ドル“こと歴史好きアイドルの美甘子、歴史をテーマにした歌を歌う歴史系音楽ユニット・さくらゆきの小栗さくら、歴史に関する書籍なども出版しているタレントで作家の堀口茉純といった、歴史に関するさまざまな分野で活躍する3人に、知れば知るほど楽しい「真田丸」の豆知識を語ってもらった。

■豊臣秀吉の認知症説など歴史の最新情報が満載

小栗: 「『真田丸』は歴史の最新情報がいっぱい詰まっている作品なんです! まず黒田基樹先生、平山優先生と、丸島和洋先生という“歴史の先生のオールスター“と言っても過言じゃない3人が時代考証を担当しています。なので、脚本は3人の先生方の知識をフルに生かした脚本になっていまして、歴史ファンの中には史実を脚本に組み込む三谷さんのすごさを感じている人も多いと思います。

例えば、豊臣秀吉公が亡くなるシーンもそのひとつです。ドラマの中で、秀吉公が家臣や大名たちの前で同じことを何回も言ってしまったり、粗相をしてしまったりと現代でいう認知症患者のような言動をして、周りの家臣たちが一生懸命にそれを隠そうとするシーンがありました。一部の視聴者からは秀吉公のこの描かれ方に悪意を感じるといった声も上がっていましたが、これも史実に基づいたものなんです。

晩年の考え方が若いときに比べて急激に変化していたりと、調べていくと“秀吉公は認知症だった“と考えるとしっくりくる行動が多々あるんです。なので、最近では晩年の秀吉公は今でいう認知症のような病だったのではないかと言われていて、『真田丸』ではその病気の部分が初めて掘り下げられています」

■時代考証のすごさは「歴史好きなら震えるほど」

堀口: 「確かにちょこちょこ史実を挟んできていますよね。歴史好きなら震えるほど時代考証のすごさを感じます! 少し前に放送されたところで言いますと、石田三成が細川忠興に干し柿を渡したところ、細川忠興が『干し柿ごときで人の心を動かせると思うな』とキレるシーンがありましたよね。漫画チックな描かれ方をしていて、『どうなの?』って思った人もいるかもしれませんが、これも実は史実なんですよ。

細川忠興は実際に石田三成から干し柿をもらっていたという記録があって、その記録を膨らませてあのシーンになったんです。それに、石田三成にはまだ干し柿が出てくるエピソードがあるので、これはその伏線という意味もあるんじゃないかなと思います。三谷さんならきっと“もうひとつの柿の話“も組み入れてくれると思うんですよね。

その他にも、『いやぁ、武田が滅びるなんて浅間のお山から火が出るくらいありえないことですよ』みたいなセリフの後に本当に浅間山が噴火するというちょっと笑えるシーンがあって、ネットユーザーからは『茶化すな』なんて声も上がっていたんですけど、これも史実なんです。昔の人はトップに立っている人がヤバいから天災が起こるという考えを持っていて、そのせいで武田家が滅んだんじゃないかという説もありますし、天災までも物語の中に組み込んでいくのはさすがだなと思いましたね」

1/2ページ

最終更新:10/24(月) 14:55

トレンドニュース(GYAO)