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俳優・安藤瑠一さん主演、映画「花の兄」完成 寄居を舞台に全編ロケ

埼玉新聞 10/18(火) 10:30配信

 埼玉県の寄居町で全編にわたりロケが行われた映画「花の兄」が完成した。7人の町民で構成するチーム「チョコレートボックス」(小島美恵子代表)が制作。寄居の豊かな自然を織り交ぜながら、一人の少年の成長を描いた作品。脚本を手掛けた監督の島春迦さんは「寄居に咲いている花や草花と、そこで成長していく少年の姿を重ねて見ていただけるとうれしい」と話している。

 主演は17歳の俳優安藤瑠一さん。安藤さん演じる少年は、母親役の熊谷真実さんが切り盛りする「ファミリーホーム」で料理番として働くことに。少年は母とぶつかりながらも、親に恵まれずにホームで生活する子どもたちと触れ合うことで、「兄」のように変化していく姿を映し出した作品。

 熊谷さんの恋人役としてブラザートムさんが出演。県北地域にゆかりのあるブラザートムさんが、同地域の方言をセリフに取り入れ、演じる場面もあったという。ボランティアとして町民も多数出演。熊谷さんが寄居の野菜を持ち寄り、スムージーにしてスタッフに振る舞うなど、和やかな雰囲気で撮影は進んだ。

 撮影期間は3月から3カ月間。作品にはウメやサクラ、ヤマツツジなどの自然の風景と、旧風布分校や風布川といった町民ゆかりのスポットが多数登場する。かつて文学座の脚本を手掛け、2年前から寄居に暮らす島監督は「寄居はまちと自然がうまく融合し、芸術的エッセンスに満ちている」と語った。

 深谷シネマで11月15日から来年1月17日までの毎週火曜日(12月20日除く)に先行上映会を実施。チケットは前売り千円、当日1200円。

 問い合わせは、チョコレートボックス代表の小島さん(電話090・3339・6051)へ。

最終更新:10/18(火) 10:30

埼玉新聞