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【ブラジル】売上22億レアル縮小 子供の日商戦、人気は衣類

サンパウロ新聞 10/18(火) 2:25配信

 サンパウロ州商業連盟(FecomercioSP)は13日、2016年の「子供の日」のブラジル全体の小売売上高は前年に対して実質3.9%、金額に換算すると約22億レアル(約660億円)縮小したと発表した。この縮小幅は08年に始まった同連盟の調査史上で最も大きい。同連盟はこの落ち込みについて、高金利、高失業率、消費者の慎重姿勢の影響によって経済活動全般で見られたとしている。

 また、セラーザ・エクスペリアン(Serasa Experian)のまとめによると、今年の子供の日週間(10月5~11日)の全国の小売売上高は前年同時期を8.1%下回り、同社が統計を始めた06年以降で最も大きな前年割れを記録した。サンパウロ市内においては前年同期比7.2%減だった。

 セラーザのエコノミストらによると、国内失業率の上昇傾向と依然として高いレベルにあるインフレによって侵食された購買力といった要因が、今年の子供の日に絡む消費者らの店頭での動きにマイナスの影響を及ぼした。また、この先に控えるクリスマス商戦の予見として考える場合、この結果は、今年のクリスマス時期の売上高が昨年を下回るということを示唆している。

 クレジット保護サービス(SPC Brasil)と全国商店経営者連合(CNDL)が調査を実施してまとめた指標によると、同週間の小売りは前年同時期に対して9.02%縮小した。CNDLのオノーリオ・ピニェイロ会長によると、これは不景気の結果だ。同氏は声明の中で「より困難な与信獲得、高金利、そして高い水準のインフレによって、ブラジルの消費者の購買力はますます制限されている」との見方を示した。ただ、子供の日の落ち込みは、今年の「母の日」や「恋人の日」に比べて緩やかなものだった。母の日は前年同期比16.4%減、恋人の日は同15.2%減と、いずれも子供の日よりも大きな落ち込みを記録していた。

 同調査は「諸々のデータは、消費者らの信頼感の回復がいまだに消費の増大に効果的に反映されていないことを示している」と指摘する。

 両機関の調べによると、今年の子供の日週間に最もよく売れたのは衣類、人形、そして教育的ゲームで、消費者らの平均支出額は約222レアルだった。

サンパウロ新聞

最終更新:10/18(火) 2:25

サンパウロ新聞

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