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30年前の壁画修復 別所小の卒業生有志

カナロコ by 神奈川新聞 10/18(火) 11:00配信

 横浜市立別所小学校(横浜市南区)で、30年前に卒業制作された壁画を、当時の卒業生有志が同校の創立40周年に合わせて修復している。30日に地域の人や当時の教員らを招き、お披露目のイベントを行う。

 壁画は1986年度に卒業した約160人が制作。「未来都市別所」がテーマで、15センチ四方のタイル240枚を貼り合わせ、高層ビルや野球のグラウンドなどを描いた。

 修復のきっかけは、昨年夏の同窓会。母校を訪れたところ、年月の経過で一部のタイルが割れたり、はがれたりしていた。「直したい」という声が上がり、同校に修復を提案した。

 卒業生約20人が集まり、作業を開始。壁画の写真を持ち寄り、絵が分からない部分は想像しながら、今年8月に壊れたタイル36枚分の絵を描いた。タイルに絵を焼き付ける費用も卒業生が負担した。代表の工藤庸二さん(42)=同市旭区=は、「壁画の修復は学校も歓迎してくれた。自分たちも同期生とつながることができたし、これを機に人が集まる場になれば」と話す。

 当時壁画制作を企画した教員も、修復を喜ぶ。

 6年生の担任も務めた元教師の梅沢敏武さん(70)=同市瀬谷区=は、「卒業生が1、2枚ずつタイルに絵を描いた」と懐かしむ。梅沢さんは校舎内に郷土資料館を作り、児童を学校外に連れ出すなどして慕われた。現在も卒業生と連絡を取っており、イベント当日は同小の思い出と未来への願いを語る。「卒業から30年たっても『また話をしてほしい』という声に感激した。いい人生を送ってほしいというメッセージを込めたい」と意気込む。

 イベントは30日午後1時から、同校体育館で。誰でも参加できる。問い合わせは、工藤さんのメール(yyyoji@gmail.com)。

最終更新:10/18(火) 11:00

カナロコ by 神奈川新聞