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鶴見の「響橋」土木遺産に 繊細なアーチ特徴

カナロコ by 神奈川新聞 10/18(火) 11:00配信

 横浜市鶴見区の「響橋(ひびきはし)」が本年度の土木学会の選奨土木遺産に認定された。幻のオリンピックとされる第12回東京大会(1940年)のマラソン折り返し地点と位置付けられ、繊細なデザインのアーチ型が特徴。通称「めがね橋」として親しまれている。市内で土木遺産に認定されるのは4件目。

 市によると、響橋は国道1号にかかる全長48メートル、高さ13メートル。京浜工業地帯の発展で国道15号(第一京浜道路)の交通量が増加したため、36年に国道1号(第二京浜道路)の建設が始まった。その際、分断される水道道の陸橋として響橋が計画された。

 日中戦争の拡大で東京五輪は中止に。工事関係者の戦地招集などもあったが、橋の建設は続行され、41年3月に竣工(しゅんこう)した。

 鉄筋コンクリート製のアーチ状のデザインが特徴的で、市は「関東大震災後の道路網の拡大や都市形成史を物語る上で重要な遺構。幻となった東京五輪の証拠にもなる」としている。今年11月には認定式が行われる予定。

最終更新:10/18(火) 11:00

カナロコ by 神奈川新聞