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金沢の文化、欧州人魅了 工芸出展、芸妓もあでやか

北國新聞社 10/18(火) 3:42配信

 フランス・パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で17日、金沢市など日本国内の6市が参加する創造都市の展示会が開幕した。金沢市は加賀友禅や金沢箔(はく)、九谷焼などの工芸品を出展したほか、ひがし、にし、主計(かずえ)町の3茶屋街の芸妓(げいこ)が芸を披露し、金沢の文化が欧州の人たちを魅了した。

 金沢市は「本物の工芸」にこだわった作品を展示した。加賀友禅の訪問着や金沢箔の木目込(きめこみ)人形、九谷焼の花詰、大樋焼の茶碗、加賀象嵌(ぞうがん)の花器、和傘が飾られ、来場者に金沢の地酒を振る舞った。

 ユネスコ創造都市ネットワークに登録されているフランス・アンギャンレバン市は、同市のメディアアートの芸術家と金沢市のガラス造形作家が共同制作した作品を披露した。会場ではバーチャル歌手「初音ミク」を紹介するブースなども設けられた。

 オープニングセレモニーでは、ひがし茶屋街の美(み)月(つき)さん、にし茶屋街の結(ゆい)さん、主計町茶屋街の笑弥(えみや)さんが芸を繰り広げた。元ユネスコ事務局長で創造都市国際交流実行委員会の松浦晃一郎会長があいさつし、松浦会長や山野之義金沢市長らによる鏡開きで開幕を祝った。

 展示会は「文化とクリエイティビティ(創造性)」をテーマに、ユネスコ創造都市ネットワークに認定されている金沢(クラフト&フォークアート)、山形県鶴岡(食文化)、神戸(デザイン)、札幌(メディア・アート)、浜松(音楽)の5市、映画で加盟を目指す山形市が各地域の魅力をPRするために企画した。21日まで。

 山野市長は18日に開かれる創造都市の国際交流シンポジウムに参加する。市長は17日、自治体国際化協会パリ事務所(クレア・パリ)やフランスの日本国大使館も訪問し、東京五輪・パラリンピックの事前合宿誘致に対する協力を呼び掛けた。

北國新聞社

最終更新:10/18(火) 3:42

北國新聞社