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「宇和島さんさ」流派超え統一 練習会でお披露目

愛媛新聞ONLINE 10/18(火) 15:06配信

 宇和島藩伊達家ゆかりの民謡「宇和島さんさ」の統一した振り付けが完成し、愛媛県宇和島市文京町の鶴島公民館で17日、お披露目を兼ねた練習会があった。人間国宝の観世流シテ方能楽師梅若玄祥さん(68)が考案した踊りを自ら披露。参加者は品格漂う舞に感動しながら習得に向け細かな所作を学んだ。
 宇和島さんさは、江戸中期、仙台藩との伊達家の家格争いの中、両藩士が居合わせた酒席で仙台藩士が披露した伊達政宗ゆかりとされる祝い歌「さんさ時雨」に対し、宇和島藩士が即興で歌い返したとされる歌。庶民ではなく、武士階級から生まれた民謡として全国的に珍しいという。
 現在市内には複数の流派があり、振り付けなどはさまざま。後世に統一した踊りを残そうと、市民らが2013年に「宇和島さんさ伝承普及会」を発足。14年には往時の音源を復元、歴史資料に基づいた衣装も作った。

愛媛新聞社

最終更新:10/18(火) 15:06

愛媛新聞ONLINE