ここから本文です

欧州株:下げに転じる-物価統計と米当局者発言で国債利回り上昇

Bloomberg 10/18(火) 1:52配信

17日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数はここ5営業日で4回目の下げとなった。米当局者の発言やインフレ統計で国債利回りが上昇したことを受け、株式の需要が後退した。

ストックス600指数は前週末比0.7%安の337.42で終了。業種別指数は全て下げた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が14日に「高圧経済」をしばらく維持すると示唆したほか、9月のユーロ圏インフレ率が上昇したことを受けて、ユーロ参加国の国債が下げ、ドイツ10年債利回りは一時、6月以来の高水準に達した。国債と比較したストックス600指数のリターンは8月に2年ぶり高水準に達したものの、現在は6月以来の水準に戻った。

CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏(ロンドン在勤)は「成長は横ばいで、商品価格は恐らく今年のピークに達し、インフレ期待が高まっている。米当局が緩和的な金融政策から退きつつあるためだ」とし、「国債利回りが上昇し始めた事実は、インフレが高まりつつあることを示唆しており、これが恐らく株式相場への重しとなっている」と語った。

ストックス600指数の構成銘柄の1株当たり利益のリターンは3.7%に低下。7月は4%だった。ブルームバーグ・ユーロ圏国債指数によれば、ユーロ参加国の国債のリターンは平均0.34%。8月には0.19%まで落ち込んでいた。

スイスのSMI指数は1.1%安と、西欧の主要株価指数の中で最もきつい下げとなった。スウォッチが3.4%、フィナンシエール・リシュモンは3.5%それぞれ下げた。英FTSE100指数は0.9%下落、教育関連サービスを提供するピアソンは8.4%急落した。

原題:European Stocks Resume Declines as Yield Advantage Fades Away(抜粋)

Aleksandra Gjorgievska

最終更新:10/18(火) 1:52

Bloomberg