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ECB、量的緩和テーパリング前にまず延長か-ブルームバーグ調査

Bloomberg 10/18(火) 6:20配信

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が量的緩和のテーパリングを検討できるようになる前に、まず延長しなければならないだろうと、エコノミストはみている。

ブルームバーグが実施した調査で、回答者の過半数はドラギ総裁が債券買い入れを延長すると予想。インフレ率がほとんど上向かず景気回復が相変わらず弱いことを理由に挙げた。その決定時期は今週のECB政策委員会より、12月の会合になる可能性の方が高いと見込んだ。テーパリング開始見通しは2017年下半期としつつ、ユーロ圏のインフレ率が1.5%以上で推移する場合のみECBは行動すると大半のアナリストが答えた。

ECBは月額800億ユーロ(約9兆1600億円)のペースで債券買い入れを続けている。だが現時点で終了を予定する17年3月が近づき、当局者は今後の戦略を明らかにするよう圧力にさらされている。

ブルームバーグ・インテリジェンスのエコノミスト、マキシム・スバイヒ氏(ロンドン在勤)は「量的緩和策をどれだけ長く続けるべきで、長く続けることが可能か、中央銀行当局者は考える必要がある。ドラギ総裁が柔軟な構えを示すことは極めて重要だ」と指摘。「ECB政策委員会は依然としてタカ派よりもハト派の方が多い。つまり力関係は一貫して追加緩和に傾いている。テーパリングの決定があるにしても、期限を延長した後になる」と続けた。

ブルームバーグは今月7日から14日にかけ、エコノミスト50人を対象に調査。このうち78%が新たな緩和策の発表を予想しており、早くて12月にそれが実現すると見込んだ向きは9割に上った。ただし今週20日の会合でECBが行動するとの予想はほぼゼロだった。

資産買い入れ策の延長を見込む割合はECB政策委員会が9月に前回会合を開いて以来、増加した。一方、追加利下げを予想した割合は減少。マイナス金利が域内銀行の利益率を損ねているとの懸念が背景にある。

バークレイズの欧州担当チーフエコノミスト、フィリップ・グダン氏(パリ在勤)は「銀行に対する負の副作用を考慮すれば、ECBの追加利下げは恐らくない」としつつ、量的緩和の延長は「極めて可能性が大きい」と見方を示した。

原題:Draghi Seen Embracing More Before Less QE on Weak Inflation (1)(抜粋)

Andre Tartar, Piotr Skolimowski

最終更新:10/18(火) 6:20

Bloomberg

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