ここから本文です

ヘッジファンド投資で年金に4000億円損害とNY州-会計検査官を批判

Bloomberg 10/18(火) 11:23配信

運用成績が芳しくないヘッジファンドから職員退職年金基金の資金を引き揚げる決定をニューヨーク州の会計検査官が行わなかった結果、標準を下回るパフォーマンスと手数料負担によって38億ドル(約3950億円)の損害が生じたと州金融サービス局(DFS)が報告で指摘した。

DFSの報告は、地方公務員と警察・消防職員を対象とする2つの年金基金のために1810億ドルの投資を統括するディナポリ会計検査官について、「外部のヘッジファンド運用会社のいわゆる『アクティブ運用』に過度に依存していた」とした上で、「会計検査官は何年も行動を起こさず、外部の運用会社がヘッジファンドのパフォーマンスにかかわらず数百万ドルの手数料収入を得るままにさせた」と主張した。

会計検査官の広報を担当するジェニファー・フリーマン氏は、DFSには政治的動機があると述べ、「残念ながらDFSは政治的ゲームを行うことにより関心があるようだ。国内で最もうまく運用されている公的年金基金の一つが取った行動を理解していない」とディナポリ氏を擁護した。

ヘッジファンドをめぐっては、金融危機以降の運用成績が株式市場の標準的なパフォーマンスに届いていないことが多いことや法外なコストに対して顧客からの批判が高まっている。米最大の年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)もコストの高さや複雑な仕組みを理由に2014年にヘッジファンドからの資金引き揚げを決定。ケンタッキー州の退職年金基金の投資委員会も今後3年でヘッジファンドから15億ドルの資金を引き揚げることを14日に決めた。

原題:Hedge Funds Cost N.Y. Pension Plan $3.8 Billion, Report Says (2)(抜粋)

Simone Foxman, John Gittelsohn

最終更新:10/18(火) 11:23

Bloomberg

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。