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阿蘇山噴火による火山灰の拡散予測、ウェザーニューズが発表

レスポンス 10/19(水) 12:37配信

ウェザーニューズは、10月8日1時46分頃、阿蘇山中岳第一火口で爆発的噴火が発生したのを受けて阿蘇市に設置した独自観測機「WITHレーダー」が観測した情報から噴煙高度を算出、火山灰の拡散予測を発表した。

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2014年11月26日以降、阿蘇山の連続的な噴火が始まったことから、同社は阿蘇市に独自観測機「WITHレーダー」を設置し、24時間体制で観測を行ってきた。「WITHレーダー」は、ゲリラ雷雨を捉えるために全国80カ所に設置している超小型気象観測レーダー。6秒ごとに観測するため、ほぼリアルタイムに噴煙を捉えることができる。2011年に新燃岳や桜島が噴火した際に、噴煙も捕捉できることが実証された。

今回、10月7日21時52分頃の噴火と、10月8日1時46分頃の噴火の際、噴煙を捉えた。7日21時52分、山頂からわずかな噴煙を確認できたが、高く立ち上ることはなかった。8日1時46分には再度、噴煙が火口から立ち上り、1時58分頃には山頂直上で海抜約8000mを観測した。その後、噴煙の高さは1万1000mに達して山頂から切り離され、東北東方向(大分県方面)に流れたことを確認した。

また、噴火直後に全国のウェザーリポーターとともに降灰状況の調査を実施した結果、火山灰は四国まで達していることが明らかになった。阿蘇山からの距離によって降灰までに時間差があり、8日未明から朝にかけては阿蘇山北東側から大分県、昼頃にかけては四国で降灰していることを確認した。

今回の噴火は1980年1月26日以来の規模で、気象庁は8日1時50分に噴火速報を発表するとともに、55分に噴火警戒レベルをレベル3(入山規制)に引き上げた。

同社では今後、阿蘇山の麓にライブカメラや「WITHレーダー」を設置して24時間体制で観測するなどして、被害の軽減につながる情報を提供していく。

《レスポンス レスポンス編集部》

最終更新:10/19(水) 14:46

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