ここから本文です

東レ先端素材が亀尾で新工場起工 21年完成予定=韓国

聯合ニュース 10/19(水) 16:57配信

【ソウル聯合ニュース】日本の繊維・化学メーカー、東レの韓国子会社である東レ先端素材は19日、南東部・慶尚北道亀尾市の国家第5産業団地(亀尾ハイテクバレー)で亀尾第4工場の起工式を行った。

 東レ先端素材は亀尾ハイテクバレー内の27万平方メートルの用地に4250億ウォン(約390億円)を投じ、同工場を2021年までに完成させる計画だ。新工場では炭素繊維複合材料、ポリプロピレン長繊維不織布、ポリエステルフィルムなどの先端素材を生産する。

 炭素繊維は、第4工場の新設で現在の4700トンの年産能力が向上する。ただ、増設される設備の規模はまだ決まっていない。炭素繊維と炭素繊維複合材料は自動車の軽量化やエコカーの中核部品などに使われる。

 ポリプロピレン不織布は新工場の完成により年産能力が1万9000トン引き上げられ、計6万2000トンの年産が可能になる。この素材分野では、東レ先端素材が今もアジアトップを走る。衛生用品や医療用品、産業用品など広範囲に利用される。

 同社は今回の増設を機に、韓国、中国、インドネシアの三角生産体制を戦略的に活用し、アジアの需要増に先回りして対応するとともに、世界トップを目指してリーダーシップを一層強化する。

 ポリエステルフィルムの生産能力も引き上げ、次世代ディスプレーの需要拡大に対応し、輸出増加にも寄与する考えだ。ポリエステルフィルムはモバイル機器やテレビ、電気自動車(EV)などに使われる素材で、関連産業の成長に伴い需要急増が見込まれている。

 亀尾第4工場が全て完成すれば、約2400人の雇用創出と1兆1000億ウォンに達する輸出・輸入代替効果が得られ、地方経済の活性化につながると同社は期待を寄せている。

 起工式には朴槿恵(パク・クネ)大統領や長嶺安政駐韓日本大使をはじめ、500人余りが出席した。東レの日覚昭広社長は「韓国の政府と地方自治体の積極的な支援で成長できた。韓国経済と地域社会の発展に貢献していく」と述べた。

 韓国で12の工場を運営している東レは、亀尾第4工場を含め韓国に計3兆7000億ウォンを投資している。

最終更新:10/19(水) 16:59

聯合ニュース