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【菊花賞】2強ムードに待った! 大穴シュペルミエール「捨て身の勝負仕上げ」

東スポWeb 10/19(水) 21:37配信

【菊花賞(日曜=23日、京都芝外3000メートル):菊穴発掘隊】サトノダイヤモンドVSディーマジェスティの「2強対決」との声が支配的な牡馬クラシック3冠最終章の第77回菊花賞だが、本当に波乱の目はないのか? 本紙が誇る「菊穴発掘隊」が“熱男”の存在をキャッチした。水面下で進行する乱菊ストーリー。あの馬が「最高の光」を放つ時、恍惚の瞬間が訪れる。

「ギリギリ目一杯の仕上げで挑んだゼーヴィントでも勝てなかった。ディーマジェスティが強いのは誰よりも分かってる。だからこそ、今度はこの馬で、胸を借りるというか、勝負したい思いが一層強くなった」

 熱い声の主は木村哲也調教師だ。管理するゼーヴィントはセントライト記念で惜しくもクビ差2着。体調が整わず菊花賞を見送る形になったが、返す刀で僚馬シュペルミエールを送り込む。

 ラジオNIKKEI賞勝ちの看板があるゼーヴィントに対して、シュペルミエールは重賞出走経験すらない条件馬。いわゆる“東の秘密兵器”と呼ぶには、ちょっと物足りない? いやいや、トレーナーがもくろむ“番狂わせの方程式”は、完成に向けて進行中だ。

 本番へのステップに選んだのは神戸新聞杯と同舞台の1000万下・兵庫特別。トライアルで3着以内を狙う考えは一切なかった。

「相手がどうであろうと、本番で勝負するには、勝たなければ話にならない。それも余裕を持たせた仕上げでね」

 すべては菊花賞で“勝負”するため。兵庫特別出走へ向け、美浦トレセンを出発する際には、菊花賞までのカイバと調教で使用する鞍を積み込み、「勝った後は栗東トレセンに滞在して調整する」戦略を立てた。

 その兵庫特別はペースが上がらなかったこともあり、勝ち時計ほか、数字面での強調材料は特にないにせよ、「結果にこだわった競馬。しかも余力を残せたわけだから」と指揮官はむしろ理想のステップとなったことを強調する。

 もちろん、滞在調整はメリットだけではない。単独での滞在では仕上げが難しくなるが、関西遠征予定の僚馬を早めに栗東入りさせ、普段の調教に近い環境を整えるなど、細心の注意を払った調整を続けている。

「先週(12日=坂路4ハロン56・6―12・8秒)、週末(16日=56・6―12・9秒)と段階を踏んで思い描いたメニューをこなしている。春は弱さを抱えて満足な結果を出せなかったけど、イメージ通りの成長曲線を描き、まさに今、ステイヤーとして完成しつつあるところ。今週もギリギリまで攻め抜いていくよ」と捨て身の勝負仕上げを宣言。完成したその瞬間こそ、まさに「2強」をも脅かす秘密兵器の誕生というわけだ。

 リードするのは昨年の“激戦”菊花賞でキタサンブラックを勝利に導いた北村宏司。「(2011年の)厩舎開業から携わってくれた北村宏と、一緒にGIに出て、そしてタイトルを取りたいと、ずっと思っていた」と木村調教師が信頼を寄せる“相棒”を背に、シュペルミエールが最高の輝きを放つ時がもう間もなくやって来る。

最終更新:10/19(水) 21:37

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