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国民的歌手・三波春夫さん、バーチャルで蘇る 「ハルオロイド・ミナミ」がデビュー

オリコン 10/20(木) 4:00配信

 2001年に亡くなった国民的歌手・三波春夫さんの声を元に、最新の音声合成技術で開発されたバーチャルアーティスト「ハルオロイド・ミナミ」(HAL-O-ROID)がきょう20日、配信限定シングル「東京五輪音頭」「海の声」でデビューした。

ハルオロイド・ミナミのデビュー曲ジャケット写真

 三波さんは戦後の2大イベント、1964年の東京五輪と70年の大阪万博のテーマソングを担当した昭和を代表する歌手。国民を元気づけてきた美声を蘇らせようと、名古屋工業大学が独自に開発を続けてきた「統計的パラメトリック音声合成技術」を応用しながら、三波さんの歌唱データをモデル化する緻密な作業を積み重ね、あたかも本人が歌っているかのような自然で滑らかな音声を実現させた。この技術を使用して実存した歌手の楽曲のリメイク版を制作し、リリースすることは業界初(2016年9月現在/エクシング調べ)となる。

 ハルオロイド・ミナミの第1弾シングルとして、三波さんの63年の大ヒット曲「東京五輪音頭」のリメイク版と、auの人気CM『三太郎』シリーズ発のヒット曲「海の声」を配信限定リリース。YouTubeでは、3Dキャラクターのハルオロイド・ミナミが動く両曲のミュージックビデオも限定公開される。バーチャル歌手といえば未来型アイドルが多いなか、ハルオロイド・ミナミはこぶしの効いた異色キャラクター。三波さんの所作や着物姿も3Dキャラクター(設定はミナミにちなみ、年齢37.3歳、身長173.73センチ、体重63.73キロ)で再現され、三波さんが蘇ったかのような映像を楽しむことができる。

 三波さんの長女でマネージャーも務めた三波クリエイツ代表取締役の三波美夕紀氏は「92年にヒット曲をハウスミュージック仕立てにして歌ったとき、三波春夫は『オリジナルの歌のほうがいいのは当然ですが、もっと工夫してみよう、おもしろいものも作ってみよう、というのは、藝の道を歩む者の執念ですね』と、取材で語っておりました。存命でありましたら、ハルオロイドのデビューを、とても喜んだことでございましょう」と話している。

 年内には第2弾のリリースを予定。三波さんの出身地・米どころ新潟にちなみ、米粉を応援する新曲も検討されている。また、Windows向け音声創作ソフトウエア「CeVIO Creative Studio S」向けのソングボイスとして、「ハルオロイド・ミナミ(HAL-O-ROID)」を無料公開。誰もが自由に、ハルオロイド・ミナミに好きな曲を歌唱させることができる。

■「ハルオロイド・ミナミ」(HAL-O-ROID)公式サイト
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/hal-o-roid/

最終更新:10/20(木) 18:15

オリコン

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