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タカ千賀、侍で”二刀流”期待 小久保監督「世界で通用」、先発も中継ぎも

西日本スポーツ 10/19(水) 9:59配信

■侍に初選出 ホークスから5選手

 野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(45)が18日、東京都内で会見を開き、オランダ、メキシコと戦う11月の強化試合に臨む代表メンバーを発表した。福岡ソフトバンク勢では今季12勝と躍進した千賀滉大投手(23)を初選出し、先発と中継ぎ両方の経験を生かした“二刀流”での活躍に期待を寄せた。このほか内川聖一内野手(34)が2年ぶりに代表復帰し、松田宣浩内野手(33)、柳田悠岐外野手(28)、武田翔太投手(23)の計5選手を選んだ。日本代表は11月10、11日にメキシコ代表と、12、13日にオランダ代表と、いずれも東京ドームで戦う。

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■来春本番「このメンバー中心」

 世界一奪還が至上命令となる、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた重要な強化試合でのメンバー発表。そうそうたる選手の名前が呼び上げられる中で、大きな期待を受けたのは、今季大躍進を遂げた若タカだった。小久保監督は千賀について「一番の武器は、空振りが取れる、あのフォークボールですね」と、今季リーグ2位の181三振を奪う原動力となったウイニングショットを絶賛した。

 初めて千賀の高い能力を認識したのは、昨季のクライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズの短期決戦。中継ぎとして次々とピンチをしのぎ、チームを日本一へ導いた頼もしい姿だった。「中継ぎでの登板を見たときに、あのフォークは国際大会で十分通用すると感じていた」と、かねて熱視線を送っていた。

 右腕は今季さらなる進化を遂げた。ソフトバンクでは先発ローテに定着し、育成ドラフト出身投手として史上最多の12勝をマーク。今季のCSファーストSでは“開幕投手”としてチームを勝利に導いた。「先発に回り球数も投げられるようになった」。今夏の会見では前半戦で目に留まった選手として、自ら「千賀」の名前を挙げるほど高く評価していた。

■ニーズに合致

 その能力と進化は小久保ジャパンのニーズと合致する。WBC本大会は球数制限が設けられる。そのため「第1、第2先発は用意しないといけない」と投手起用の構想を練る。空振りを奪える“お化けフォーク”を持ち、中継ぎ経験があり、先発でも結果を残した「二刀流」ユーティリティー右腕は、貴重な存在だ。

 今回に加え、来春の本番に向け「このメンバーを中心にして戦うのは間違いない」と小久保監督は言い切った。それだけに初選出となった千賀が、強化試合でアピールに成功すれば本大会メンバー入りする可能性は高い。今回は主将は置かない方針で「内川や元気印の松田が今まで通りやってくれたら」とチームリーダーとしての役割も期待する。世界の頂点を目指す小久保ジャパンを、ホークスナインが投打で支える。

=2016/10/19付 西日本スポーツ=

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最終更新:10/19(水) 9:59

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