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日本を代表する能面師の171点展示 市美術館

両丹日日新聞 10/19(水) 15:25配信

 日本を代表する能面師、京都府福知山市西町の堀安右衞門さん(85)=本名・博之=が手掛けた能面などが、内記一丁目の市佐藤太清記念美術館で展示されている。「能面師・堀安右衞門の世界」展として、貴重な作品や能面箱、能装束などを並べ、見る人たちを幽玄の世界へ誘っている。

 長年、能面の修理や制作を続ける堀さん。北沢耕雲(如意)師、長澤氏春師のもとで技法を見て学び、1958年に能面師として独立。2011年には、能面修理・制作技術者として文化財の保護に努めてきたことが評価され、文化庁長官賞を受けた。

 毎年この時期に自宅で面の虫干しを行っているが、今年は虫干しを兼ねて美術館で展示公開することになった。

 美しい女面の「小面(雪)」や、能「道成寺」によく使われる「赤般若」など、171点がずらりと館内に並ぶ。堀さんによるコメントや能の内容を紹介する説明書きも付けて、分かりやすくしている。

 足をとめて、一点ずつじっくりと鑑賞する来館者が多く、めったに見ることができない貴重な面に、吸い込まれるように見入っている。仙台市から足を運んだという佐藤洋さん(62)は「趣味で面を打っています。堀さんの写真集は持っていますが、実際に見ることができて良かった」と喜んでいた。

 堀さんは「展示してもらい、面が喜んでいると思います。たくさんの方に見ていただけたらうれしい」と話していた。

 展示は11月23日まで。入館料として、大人210円、子ども100円がいる。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。火曜休館。11月3日は「関西文化の日」に合わせて入館無料となる。

両丹日日新聞社

最終更新:10/19(水) 15:25

両丹日日新聞