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事故多発の国道34号、追突防止へカラー舗装

佐賀新聞 10/19(水) 10:42配信

佐賀県内15カ所で整備進む

 佐賀県を横断する国道34号の交差点で、直進と右折のレーンを色分けして舗装し、車をスムーズに誘導する対策を佐賀国道事務所が進めている。急ブレーキや急ハンドルによる追突事故を防ぐ狙いで、事故が多発している15カ所で整備に取り組んでいる。カラー化による効果を検証しながら、さらに普及を進める。

 国道34号の県内区間では年間に約1000件の人身交通事故が発生し、幹線道路(国道、県道)での事故全体の2割弱を占める。このうち追突事故の割合は65~70%で推移し、県警交通企画課は「交通量が多く、交差点で多数の車が停車するため、前方不注意や漫然な運転での事故が起こりやすい」と分析している。

 路面に表示された「追突注意」の文字だけでは見過ごされやすく、佐賀国道事務所はカラー舗装をして視覚で注意をひく対策を取り入れた。交差点から100メートル前後手前までのレーンに直進を赤、右折は青に色分けして舗装し、右折しようとするドライバーが早く交差点に気付いて進入するようにした。

 特に事故が多い交差点を選定し、前年度は佐賀市の卸団地入口交差点や神埼郡吉野ケ里町の田手交差点など3カ所を舗装した。本年度も佐賀市や鳥栖市、神埼市、小城市、江北町の計12カ所で導入する。検証も同時に進めており、急ブレーキの車が減る効果が表れているという。今後は県道でも交通量の多い交差点で同様の取り組みを進める。

 佐賀国道事務所や警察、学識者らで構成し、10月に佐賀市で開かれた県道路交通環境安全推進連絡会議では、先行して成果を挙げている香川県の事例が報告された。車が間違って右折や左折のレーンに入らないように誘導する白いしま模様のゼブラ(導流帯)や、中央線への進入を防ぐコーンの設置など、別の対策と組み合わせる重要性も指摘された。

最終更新:10/19(水) 10:42

佐賀新聞