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新日鉄住金/八幡の設備集約第一弾/小倉の焼結機、年内休止

鉄鋼新聞 10/19(水) 6:00配信

新日鉄住金は八幡製鉄所(北九州市)の上工程集約の第一弾として年内に小倉地区の焼結機を休止する。高炉集約は2020年度末の予定だが、焼結機が稼働後約40年経て老朽化し、多額のコストがかかる修繕が迫っていることから高炉集約に先立ち休止を決めた。焼結機を休止した後、高炉集約まで4年余りの間は高炉原料として鉄鉱石ペレットを活用する。
焼結機は鉄鉱石を焼き固めて高炉原料である焼結鉱を製造するための設備。小倉地区では1977年に稼働した焼結機1基を操業しており、11月末にかけて休止に向けた作業を進める見通し。
小倉地区は第2高炉(炉容積2150立方メートル)1基体制で、これまで主な高炉原料として焼結鉱を利用してきた。小倉地区の粗鋼生産は年122万トン(15年度)で、年150万~170万トン程度の鉄鉱石を輸入している。これをペレットに置き換えるが、焼結機に生産余力のある他製鉄所のペレットを小倉に振り向けることも検討するため、新たに輸入するペレットは年150万トンに達しない見通し。
八幡製鉄所の上工程集約では戸畑、小倉両地区にある高炉、製鋼工程を20年度末までに戸畑に一本化。製鋼工程の集約では18年度末に戸畑に最新鋭の連続鋳造機1基を新設する計画も並行して進めている。一連の施策により、自動車向けの棒鋼・線材や鉄道レール用となる鋼片を戸畑で集中生産する体制を整え、生産性だけでなく品質対応力も高める。

最終更新:10/19(水) 6:00

鉄鋼新聞

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