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聴覚障がい者はなにを思う 映画「聲の形」”筆談ホステス”と観る

BuzzFeed Japan 10/19(水) 17:08配信

現在、公開中の映画「聲の形」。同作は、聴覚障害をテーマにした作品です。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

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聴覚障がい者は、「聲の形」を観て、なにを思うのか。BuzzFeed Newsは、東京都北区区議会議員の斉藤りえさんと一緒に鑑賞しました。

大今良時さん作のマンガを、京都アニメーションが映画化した同作。

小学生のころ、ガキ大将だった石田将也のクラスに、聴覚障害を持つ西宮硝子が転校してきます。

障害をおもしろがった将也は、硝子をいじめるように。クラスメイトはいじめの事実をわかっていたものの、誰も止めず、そればかりか加担する子もいました。

しかし、いじめがエスカレートした結果、学校や親に発覚。今度は、将也がいじめの対象になります。

その後、硝子は転校。以来、将也は友だちができず、高校に進学したある日、硝子に再会。彼女との交流を通して、成長していくさまを描きます。

聴覚障がい者は、どう観る?

聴覚障がい者は、「聲の形」を観て、なにを思うのか。BuzzFeed Newsは、東京都北区区議会議員の斉藤りえさんと一緒に鑑賞しました。

斉藤さんは、1984年青森県生まれ。現在、32歳で一児の母です。1歳のとき、髄膜炎により聴力を完全に失いました。

ハンディキャップを持ちながらも、「人と関わることが好き」という信念から、さまざまな接客業に挑戦。銀座の高級クラブ勤務時には、筆談を生かした接客を行います。

「筆談ホステス」は話題になり、書籍化。北川景子さん主演でドラマ化もされました。

「教育者にも、観てもらいたい作品」

まず、「登場人物の背中が印象に残る作品でした」と斉藤さん。

「聴覚障がい者の気持ち、状況を理解するだけでなく、いじめをなくす点においても教育者の方、子どもたちにも見てもらいたい作品だと、強く思いました」

「人の顔に『×』が付いていたり、騒音が全部自分の陰口に聞こえたり、トイレに駆け込んだりする姿は、いじめに遭った子どもたちが、どういう状況になるのか。一つの例として私も教えられました」

「小学生の将也は、まだ未熟ゆえに、硝子とどう接したら良いか分からなかったのでしょう。コンタクトを取りたくて、純粋で無垢ながら、あのような形(いじめ)になってしまったのだと思います」

「いじめが起こっていると気がついていながらも、見て見ぬふりをする教師が自分の立場を守るために、生徒の前で将也を怒鳴る場面には怒りの感情が湧きました。私には、とても信じられない光景でした。真の教育者とは何か、誰しもが考えるきっかけとなればいいなと感じました」

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最終更新:10/19(水) 17:08

BuzzFeed Japan

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