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岡山・玉野で「宇野コチヌ」制作始まる 瀬戸芸オブジェ、滑り台付き

山陽新聞デジタル 10/19(水) 19:44配信

 岡山県玉野市の「瀬戸内国際芸術祭2016」宇野港会場で19日、秋会期(11月6日まで)の新作オブジェ「宇野コチヌ」の制作が始まった。前々回10年の瀬戸芸から展示されているオブジェ「宇野のチヌ」の近くに作られ、一回り小ぶりになることからネーミング。“親チヌ”同様に魚体はごみで構成するが、滑り台を内部に設け、遊び心あふれる作品になる。30日完成予定。

 宇野コチヌは全長3・5メートル、高さ2・5メートルで、作者は宇野のチヌと同じアートユニット・淀川テクニック。鉄製の骨組みに、地元住民から寄せられた縫いぐるみ、サンダル、バケツなどの家庭ごみ、児島湖や香川県の豊島、高見島で集めた漂流ごみをうろこ、ひれに見立てて取り付ける。滑り台は、作品の内部も見てもらおうと企画した。

 19日は、淀川テクニックの柴田英昭さん(40)=真庭市出身、鳥取県智頭町=や瀬戸芸ボランティアサポーター・こえび隊メンバーら4人が作業。立ち寄った観光客や地元住民らと話しながら、ごみを色ごとに分けたり、劣化を防ぐためのコーティング剤を塗ったりした。今後も使用するごみの選別などを続け、23日に骨組みを設置した後、ごみの取り付け作業に入る。

 柴田さんは「制作現場を訪れ、作品についてなど何でも気軽に話し掛けて。完成後は鑑賞するだけでなく、滑り台で体内を通り抜けることによって芸術作品との一体感を味わってほしい」と話している。

最終更新:10/19(水) 19:44

山陽新聞デジタル