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YOSHIKI「お前らの想いを天国のTAIJIにもhideにも聞かせてやれ」/2日目レポ

MusicVoice 10/19(水) 22:50配信

<VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten>2日目レポ◇X JAPAN

 昨日に引き続きトリを務める、X JAPANを待ちわびる観客から「We are X」の掛け声が自然発生し、途切れることなく続いた。オペラ調のSEが流れるとステージにメンバーが現れ、大歓声に会場が揺れた。観客は手を掛け合わせXの字を象ったまま彼らの復活した姿を見守る。

 YOSHIKIのドラミングとPATAのへヴィなギターサウンド、HEATH(Ba)の地を這うベースが絡まり「JADE」でステージは幕を開けた。Toshl(Vo)の圧倒的な声量のヴォーカルが会場に響き渡った。曲の変調とともにステージに炎が吹き上がる派手な演出も会場を盛り立てる。赤を基調としたペンライトが、ステージの彼らに向かって振られる壮観な景色も見られた。

 Toshlが「幕張! お前たちやるときゃ、やれよ」と叫び、1996年の4thアルバム『DAHLIA』に収録されている「Rusty Nail」のイントロが流れると、歓声が上がる。大きな発破音とともに紙吹雪を噴射し、PATAとSUGIZO(Gt、Vl)のギターも絡みつきながら曲を彩る。

 Toshlは「VISUAL JAPAN SUMMIT2日目。昨日も今日も、何ていうの? ヴィシュアル系万歳みたいな。だから万歳三唱したいと思います」と観客とともに万歳三唱をおこなった。YOSHIKIは「万歳三唱、びっくりした(笑)」とコメント。Toshlは「今日はhideとHYDEさんと共演して、大変だね。そしてToshlと共演して、とどめ刺しちゃうよ!」と意気込んだ。

 YOSHIKI「24年ぶりに集まって、当時はみんな健在で…」と話すと、Toshlは「今でも(心の中に)健在だよ」と応じ、YOSHIKIは「そうだね、思い出の曲やってみようか」と1998年5月に築地本願寺でおこなわれた、hideさんの告別式で、鎮魂歌としてYOSHIKIによるピアノの伴奏でToshlが歌った「Forever Love」を演奏。Toshlは、YOSHIKIのピアノに寄り添うようにしっとりと歌い上げ、観客は静かに聴き入っていた。

 1989年の3rdシングル「紅」では、hideの弾き語りの映像とともにToshlが少し涙をこらえながら歌う。Toshlが「紅だ!」と叫び、YOSHIKIが激しくドラムを打ち、hideさんに代わり加入したSUGIZOとPATAのギターの掛け合いに歓声が送られる。Toshlがマイクを観客に向けると大合唱が起きた。

 YOSHIKIは「やっぱりhideが出てくるとやられちゃうね、昨日もだけど仲間と集まると色々思い出してしまうね」と語り、第32回サンダンス映画祭のワールドシネマドキュメンタリー部門にノミネートされ、最優秀編集賞を受賞したX JAPANのドキュメンタリー映画『We Are X』のために書き下ろしたという新曲のさわりだけと新曲「La Venus」の冒頭部を披露した。

 YOSHIKIは「こうやって、またみんな集まれて幸せです」とコメント、Toshlも「本当に生きていてよかったと思います」と述べ、「Born to be free」を演奏。続けてToshlが「気合い入れていくぞー!」と叫び、YOSHIKIがスティックをクロスし、1989年の2ndアルバム『BLUE BLOOD』に収録されている「X」が始まると、会場中の観客が“Xジャンプ”し、会場が揺れた。PATAとSUGIZOの掛け合いも決まり、ToshlはYOSHIKIの背後にまわりマイクをYOSHIKIに向けると、YOSHIKIが「ウォー!」と叫んだ。

 YOSHIKIは「24年間色々あったけどそんなものはぶっ壊してしまえ。お前らの想いを天国のTAIJIにもhideにも聞かせてやれ!」と「We are X」コールを観客とともにおこない、YOSHIKIは「お前ら最高だ」と叫び、最後にスティックを観客に投げ、ステージを去った。

 鳴りやまない拍手と歓声の中、再び金の豹柄の上着を羽織り、YOSHIKIが戻り、メンバーがステージに戻った。YOSHIKIのピアノ伴奏から「ENDLESS RAIN」が始まり、それぞれ音が重なり壮大な曲へと昇華する。最後は観客の大合唱のアカペラだけが会場に響き渡った。

 SUGIZOのヴァイオリンが鳴り響き、YOSHIKIのピアノから「ART OF LIFE」を演奏し、観客はそのクラシカルなサウンドに聞き入った。発破音が響き、紙吹雪が舞うとともに曲が激しさをまとい、会場を飲み込んだ。最後はYOSHIKIもステージに倒れ込んだ。

 最後はメンバーが手を繋ぎ1列になってお辞儀。ステージから観客をバックにエックスポーズで決め、エックスジャンプを跳んだ。YOSHIKIは「今日はみんなありがとう。生きてるって幸せだね。We are X! 愛してるぜ!」と叫びステージを去った。(取材・松尾模糊)

最終更新:10/19(水) 22:50

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