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懲戒免職取り消し命令 横浜市立中元教諭

カナロコ by 神奈川新聞 10/19(水) 9:00配信

 部活動費などを横領したとして、2010年11月に横浜市から懲戒免職処分を受けた市立中学校の元教諭の男性(57)が処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、横浜地裁は18日、「処分は著しく妥当性を欠いて過酷であり違法」として、取り消しを命じた。

 取り消しを求めたのは、市立すすき野中学校で陸上部顧問を務めていた男性。処分を巡り、「あまりに過酷で類似事案との均衡を失している」と訴えていた。

 判決理由で新谷晋司裁判長は、年度末の部活動費の残金を男性が自宅で保管していた件について「ずさんな管理で正確な会計報告ができず、処理に困ったためで、私的流用はない」と指摘。保護者から集めたユニホーム代の一部を私的流用した件も「すぐに補てんされ、一時的な使用にすぎない」とし、「悪質性が高いと評価できず、懲戒免職処分は社会通念上著しく過酷」とした。

 判決によると、男性は08と09年度末、虚偽の会計報告を行い、部活動費の残金計約15万円を自宅で保管。10年8月には、ユニホーム代の一部9万円を着服し、駐車場契約代や歯科治療費などに私的流用した。

 横浜市教委教職員人事課は「判決文が届いていないのでコメントできない。控訴するかどうかも含めて、判決文を精査してから対応したい」としている。

最終更新:10/19(水) 9:00

カナロコ by 神奈川新聞