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“指名傾向”で振り返る各球団のドラフト戦略【パ・リーグ編】

ベースボールキング 10/19(水) 22:06配信

 いよいよ2016年のドラフト会議が明日、20日(木)の17時にスタートする。

今年は、社会人、大学、高校と、それぞれに有望株が揃う“豊作イヤー”と呼ばれているが、各球団の状況や方針によって様々な傾向が見られるに違いない。

 もちろん、ドラフトでの“ねらい”は各球団さまざま。将来への投資に徹するチームもあれば、積極的に即戦力を獲りにいくチームもある。

その時のチーム状況によって変わる部分があるため一概には言えないが、“指名傾向”に球団ごとの色が現れるのは確かだ。

そこで今回は、各球団の最近10年の“指名傾向”を調査。高校生、大学生と社会人・独立リーグの3つに分け、各グループの数からチームのドラフト戦略に迫ってみる。


◆ オリックス「社会人の即戦力ねらいが顕著」
 過去10年でAクラスが2度というチーム状況が影響しているのか、近年は社会人の指名数が頭抜けて多い。

チームの状況を考えると先発を担える投手がほしいところ。大学・社会人の即戦力候補を上位で指名していくのは間違いないだろう。

<オリックスの過去10年>
・高校25人│大学12人│社独30人│
・投手38人│捕手5人│内野13人│外野11人

2015:高2│大2│社独6 = 投6│捕0│内2│外2
2014:高4│大1│社独4 = 投6│捕0│内2│外1
2013:高4│大0│社独4 = 投4│捕1│内2│外1
2012:高1│大3│社独2 = 投4│捕1│内0│外1
2011:高1│大0│社独7 = 投2│捕1│内4│外1
2010:高3│大0│社独2 = 投1│捕0│内1│外3
2009:高1│大1│社独3 = 投5│捕0│内0│外0
2008:高2│大2│社独1 = 投4│捕0│内1│外0
2007:高3│大2│社独0 = 投2│捕1│内0│外2
2006:高4│大1│社独1 = 投4│捕1│内1│外0


◆ 楽天「高校背の割合がやや高い」
 オリックス同様、過去10度でAクラスは2度。しかし、高校生の指名割合がやや高い。

昨年の投手指名は1人で、その他は捕手2人と野手4人。若手の野手が育ってきていることを考えると、今年は投手に有望株が多いこともあり、投手中心の指名となるか。

<楽天の過去10年>
・高校27人│大学19人│社独17人│
・投手34人│捕手9人│内野10人│外野10人

2015:高3│大2│社独2 = 投1│捕2│内3│外1
2014:高2│大2│社独3 = 投4│捕0│内1│外2
2013:高4│大2│社独3 = 投8│捕1│内0│外0
2012:高4│大1│社独1 = 投4│捕1│内0│外1
2011:高3│大2│社独1 = 投2│捕1│内1│外2
2010:高2│大2│社独1 = 投2│捕0│内2│外1
2009:高2│大1│社独2 = 投3│捕1│内1│外0
2008:高2│大1│社独3 = 投4│捕0│内1│外1
2007:高3│大3│社独0 = 投4│捕1│内0│外1
2006:高2│大3│社独1 = 投2│捕2│内1│外1


◆ 西武「偏りのないバランス型」
 12球団の指名結果を見てみると、社会人、大学、高校の割合に大きな差はない。2年連続のBクラスに沈んだ昨年は、大学と社会人を多めに指名。課題の投手も8人獲ったが、規定投球回に達した投手が1人だったことなどを考えると、今年も即戦力候補の投手を狙うだろう。

また、有望株の残り具合にもよるが、森の起用法がどうなるかわからない現状を考えると、過去2年指名していない捕手の獲得に動く可能性も考えられる。

<西武の過去10年>
・高校22人│大学24人│社独17人│
・投手38人│捕手5人│内野12人│外野8人

2015:高2│大5│社独3 = 投8│捕0│内1│外1
2014:高3│大2│社独0 = 投3│捕0│内2│外0
2013:高2│大2│社独3 = 投3│捕2│内2│外0
2012:高2│大1│社独2 = 投4│捕0│内1│外0
2011:高2│大1│社独2 = 投2│捕1│内1│外1
2010:高1│大3│社独2 = 投3│捕0│内1│外2
2009:高2│大3│社独1 = 投4│捕0│内1│外1
2008:高2│大3│社独1 = 投3│捕1│内1│外1
2007:高4│大1│社独1 = 投3│捕1│内1│外1
2006:高2│大3│社独2 = 投5│捕0│内1│外1


◆ ロッテ「大学、社会・独立Lの割合高め」
 ここ2年は連続で3名の高校生を指名しているが、基本的には大学生や社会人を指名する割合が高い。現在の主力を見ても、特に野手は大学と社会人・独立リーグの出身者が大半を占める。

 昨年、6人を指名した投手だが、規定投球回に達した日本人が涌井と石川だけだったことを考えると、今回のドラフトで競合必至と言われている田中正義(創価大)の指名を早々に表明したのも頷ける。あとは、若手が少ない外野にも選手を加えておきたいところ。

<ロッテの過去10年>
・高校17人│大学21人│社独22人│
・投手39人│捕手5人│内野7人│外野9人

2015:高3│大0│社独4 = 投6│捕0│内1│外0
2014:高3│大4│社独0 = 投3│捕1│内2│外1
2013:高1│大2│社独3 = 投3│捕1│内2│外0
2012:高1│大2│社独1 = 投2│捕1│内0│外1
2011:高0│大4│社独0 = 投3│捕0│内1│外0
2010:高1│大4│社独1 = 投3│捕2│内0│外1
2009:高1│大0│社独3 = 投1│捕0│内1│外2
2008:高1│大2│社独3 = 投5│捕0│内0│外1
2007:高3│大1│社独3 = 投7│捕0│内0│外0
2006:高3│大2│社独4 = 投6│捕0│内0│外3


◆ ソフトバンク「パ最少の指名数、高校生多め」
潤沢な資金や屈指の戦力を背景に、近年は高校生を指名する割合が高くなっている。即戦力というよりは素材を重視し、将来有望な高校生を獲得してじっくり育ていくスタイルだ。

即戦力はFAなどで補強することもあり、この10年ではパ最少の指名数となっている。その一方、育成枠で獲得する選手が多く、その数は10年で40人。その中から今回の侍ジャパンに選出された千賀のような選手も輩出している。

<ソフトバンクの過去10年>
・高校34人│大学14人│社独8人
・投手33人│捕手4人│内野13人│外野6人

2015:高6│大0│社独0 = 投3│捕1│内2│外0
2014:高4│大1│社独0 = 投3│捕1│内1│外0
2013:高1│大0│社独3 = 投3│捕0│内1│外0
2012:高2│大3│社独1 = 投4│捕0│内1│外1
2011:高3│大1│社独1 = 投3│捕0│内2│外0
2010:高4│大1│社独0 = 投3│捕1│内0│外1
2009:高4│大1│社独0 = 投2│捕0│内2│外1
2008:高4│大1│社独2 = 投6│捕0│内1│外0
2007:高3│大2│社独0 = 投3│捕0│内1│外1
2006:高3│大4│社独1 = 投3│捕1│内2│外2


◆ 日本ハム「学生を中心にパ最多指名」
育成型の日本ハムは、この10年間で77人を指名。その数は12球団最多となっている。FAなどで選手が出ていくことも多いが、若手がしっかりと成長し、その穴を埋めてきた。

そこまで即戦力にこだわらなくても良い状況も手伝ってか、指名傾向としては、高校生と大学生の割合が高い。その年のNo.1選手を指名するという方針のもと、どの選手の獲得に動くのか今から楽しみだ。

<日本ハム過去10年>
・高校35人│大学27人│社独15人
・投手46人│捕手7人│内野13人│外野11人

2015:高2│大5│社独1 = 投5│捕0│内2│外1
2014:高7│大1│社独1 = 投4│捕2│内2│外1
2013:高3│大3│社独2 = 投4│捕1│内2│外1
2012:高3│大1│社独3 = 投5│捕0│内2│外0
2011:高4│大2│社独1 = 投3│捕2│内1│外1
2010:高2│大3│社独1 = 投4│捕0│内0│外2
2009:高2│大2│社独2 = 投4│捕1│内1│外0
2008:高3│大2│社独2 = 投4│捕1│内2│外0
2007:高6│大2│社独1 = 投6│捕0│内0│外3
2006:高3│大6│社独1 = 投7│捕0│内1│外2

BASEBALL KING

最終更新:10/19(水) 22:20

ベースボールキング

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