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サマーズ元米財務長官:米国は年間GDP1%相当のインフラ投資を

Bloomberg 10/19(水) 9:59配信

サマーズ元米財務長官は18日、米経済を活気づけ、「長期停滞」からの脱却を後押しするため、向こう10年間にわたり合計で2兆5000億ドル(約260兆円)相当のインフラ投資を呼び掛けた。

シドニーで開かれたシティグループの投資会議にライブビデオで参加したサマーズ氏はインフラ投資に関連し、歴史的に見て低水準にある資金調達コストや「非常に安価な」原材料費、大学教育を受けていない男性の雇用ニーズを指摘。「雇用創出や短期的な需要、経済の中期的な生産能力、政府財政の健全性に成長が持つ意味」を理由に挙げ、「それは考えるまでもない」と述べた。

長期停滞から抜け出す方策を問われたサマーズ氏は、有意義な効果を伴う「実質的なインフラ投資を行う合理的な目標」として、年間の国内総生産(GDP)の1%相当という数字を提示。「10年間では約2兆5000億ドル」となり、米国の財政の健全性に問題が生じるとは思わないとの考えを示した。

米大統領選をめぐっては、共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利する公算は極めて小さいと見受けられるとコメント。その上で、「アルゼンチンのフアン・ペロン元大統領をはじめとする中南米の多くの指導者に象徴されるようなポピュリズム(大衆迎合主義)が米国に首尾よく輸出されるとは想定していなかった」とトランプ氏の政策を批判し、「それはとても危険に思われる」と語った。

一方、環太平洋連携協定(TPP)の発効に向けてオバマ大統領は「強い決意」で取り組んでいると述べ、議会承認が不可能だと考えるのは「誤りだ」と主張した。

原題:Summers Urges U.S. to Spend 1% of GDP Annually on Infrastructure(抜粋)

Michael Heath

最終更新:10/19(水) 9:59

Bloomberg

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