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ピーチ、新千歳を第4拠点化へ 18年度、道内路線や国際線開設

Aviation Wire 10/20(木) 8:31配信

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は10月19日、新千歳空港を2018年度に4番目の拠点空港にすると発表した。中国や台湾、韓国への国際線や北海道外からの国内線に加え、北海道内を結ぶ地域間路線の開設を目指す。具体的な路線は、関係各所と調整を進めていく。

 関西空港を拠点とするピーチは、2012年3月1日に1路線目となる関西-札幌線と、2路線目の福岡線を開設。初便は関西発札幌行きMM101便だった。現在は17機のエアバスA320型機(1クラス180席)で、国内線14路線と国際線10路線の計24路線を運航している。札幌へは関西空港から1日5往復と、成田空港から1日1往復が乗り入れている。

 現在の拠点は関西と那覇の2空港で、那覇は2014年7月19日に第2拠点化。2017年夏ごろに仙台空港を第3拠点化する。ピーチは国内・国際線を問わず、片道4時間以内の路線を運航しており、拠点化により機材を夜間駐機出来るようにすることで機材稼働率を高め、路線網を柔軟に組めるようにする。

 19日に、高橋はるみ北海道知事と北海道庁で会談したピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)は、「北海道には豊富な観光コンテンツがあり、グルメや手つかずの自然など、特に訪日客が好むものがある」と、国内外で人気の高い北海道に期待を寄せた。

 高橋知事は道内路線の計画について、「インバウンドの増加につながると思う」と述べ、道としても第4拠点化をサポートしていく姿勢を示した。

 新千歳の第4拠点化について、井上CEOは「片道4時間で飛ぶ、4つ目の同心円が出来る」と表現。「ピーチは他路線で電車のような使い方をされており、関空から沖縄の石垣島まで50回以上行っている利用者もいる。ビジネスでも観光でもなく、ライフスタイルを楽しむ人が乗っており、そういう利用者を北海道にお連れしたい」と抱負を述べた。

 新路線について井上CEOは、「ピーチの国際線で日本を訪れた外国人が、ピーチの国内線であちこちへ出掛けており、これをイメージして路線を考えている」と述べるに留めた。

 北海道内の路線は、日本航空(JAL/JL、9201)グループの北海道エアシステム(HAC、NTH)が、札幌の丘珠空港を拠点に運航。機材はターボプロップ(プロペラ)機のサーブ340B型機で、座席数は1クラス36席と、A320の5分の1だ。ピーチは、関空から石垣島を頻繁に訪れる乗客と同じような、ライフスタイルを楽しむために北海道を訪れる人を取り込むことで、A320の座席数でも採算の合う運航を目指す。

 ピーチは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、機材数を現在の約2倍に増やす計画で、35機程度の規模に拡大する見通し。同社によると、現時点ではA320単一機種での増機を検討しているという。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:11/3(木) 7:10

Aviation Wire