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ロボアドができること

ZUU online 10/20(木) 6:10配信

ロボアド(ロボット・アドバイザー)とは、投資家の目的などに応じたポートフォリオの提案や実際の資産運用を、人間の代わりに人工知能(AI)を使った資産管理のことです。

例えば、たくさんある金融商品の中でどれを購入したらよいか迷っている時に、Web上で簡単な質問に答えるだけで、AIがその人のリスク許容度を判断し、各自に適したポートフォリオを提案してくれます。

■ロボアドが生まれた背景

投資の世界では古くから分散投資の重要性が指摘されてきました。「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言にもあるように、複数のカゴに分けて卵を盛れば被害は限定になることから、投資でも分散投資によってリスクを低減させるという考えが広く受け入れられてきました。しかし、金融商品は多岐にわたるため、個人が分散投資を行うのは容易ではありませんでした。そのため、投資家は金融業者などのアドバイスを元に投資を行ってきました。

AIのアドバイザーが、人間の代わりにポートフォリオを提案する際には、ETF(上場投資信託)が大きな役割を果たしています。

個人が分散投資先をそれぞれ選ぶのは難しく、以前は金融業者などからのアドバイスが必要でした。またはプロのファンドマネージャーが運用する投資信託を購入したり、ラップ口座に投資したりという手法もありますが、こちらは手数料がかかることが課題です。
その点、上場しているETFは売買時の委託手数料はかかりますが、一般的な投資信託を購入・保有するよりコストを抑えられます。日経平均株価などの株価指数や金価格などの資源価格に連動するものなど、幅広い種類の世界の上場銘柄を取り扱っているため、国際分散投資を低コストで行うことが可能です。このため、ロボアドの多くは基本的にETFを使ってポートフォリオを組んでいます。

■国内外の代表的なロボアド

海外では米国に「Betterment(ベターメント)」や「Wealthfront(ウェルスフロント)」があります。ベターメントはマンハッタンを拠点に、2016年7月時点で17万人以上の顧客をもっています。同社は、運用資産額が50億ドルを突破する最初のロボアドバイザーになると発表しました。

ウェルスフロントは2011年12月に現サービスを開始しました。運用資産額はわずか3年で20億ドルを突破しました。これらの例をみると、いかにロボアドが急速に拡大しているかがわかります。

日本で有名なのは、株式会社お金のデザインが始めた「THEO(テオ)」というロボアドです。同サービスは10万円から投資を始められるという手軽さから、2016年8月18日時点で11万人以上が体験しています。また、大手金融機関や政府系銀行のベンチャーキャピタルから出資を受けた「WealthNavi(ウェルスナビ)」が2016年7月13日に正式にサービス開始し、注目を集めています。

ロボアド市場は2020年までにアメリカでは2.2兆ドル、日本では1兆円を超えると予想されています。

■ロボアドの3つの魅力「低コスト」、「自動リバランス」、「税負担軽減」

ロボアドが評価されているのは、まずそのコストの低さです。投資信託と比較すると、通常の投資信託のコストは購入時手数料が3%弱、信託報酬が年1.5%程度と、年間で約4.5%の手数料等がかかります。それに対してロボアドの手数料(報酬)は預かり残高の年率1%程度のため、投資信託と比較するとかなり低コストといえます。

また、資産運用を金融機関に一任するラップ口座と比較すると、ラップ口座の預入金額は最低でも数百万円、手数料は年2~3%ですので、やはりロボアドの方が容易に利用でき、コストも一般的に低くなっています。

資産配分の調整(リバランス)を自動で行ってくれることも評価が高いポイントです。一度ロボアドによって計算されて作成されたポートフォリオも、組み入れた資産の価格変動によって資産の割合が変わってきます。この割合を人の手で再び適正な割合に戻すのは、手間がかかる作業です。ロボアドは資産の割合を定期的に自動で修正してくれるので、手間をかけずに最適なポートフォリオを保つことができます。

税負担を抑える機能も注目されています。すべてのロボアドが対応しているわけではありませんが、分配金やリバランスなどで一定額の税負担が発生した場合に、含み損が出ている資産を売却することで税負担を軽減する機能があります。この売却した資産はすぐに買い戻し、ポートフォリオを元に戻します。前述のウェルスナビというロボアドがこの機能を提供しています。

手軽に資産運用のアドバイスがうけられるロボアド。上手に活用すれば資産運用の心強い味方になりそうです。(提供:お金のキャンパス)

最終更新:10/20(木) 6:10

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。