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乳しぼり体験モォ~終了 家畜の苦痛に配慮 伊香保グリーン牧場

上毛新聞 10/20(木) 6:00配信

 群馬県の伊香保グリーン牧場(渋川市金井、原直道社長)は19日、1970年のオープン以来続けている人気イベント「牛の乳しぼり体験」を、家畜の苦痛に配慮するアニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から、11月23日で終了すると発表した。

◎欧州で広まる「アニマルウェルフェア」の考え則る

 牛に与えるストレスが大きいため、2002年から1日100人の定員制にして時間を短縮するなど負担軽減を図ったが、乳房炎など健康面の問題が解消しなかったという。また、体験で搾った原乳は食品衛生上の観点から食用に回せず、廃棄処分してきた。

 同牧場は「経営的には痛手だが、企業の社会的責任を果たすために決断した。今後も一緒に働くパートナーである動物の環境改善に取り組みたい」としている。

 「乳しぼり」は例年延べ2万人余りが体験。現在は乳牛2頭が交代で“担当”している。

 同牧場によると、動物福祉の考え方は欧州を中心に広まっている。同牧場も「人と動物のより良い関係づくりに努める」ことなどを盛り込んだ「環境方針」を定め、今年7月に公表した。

最終更新:10/20(木) 6:00

上毛新聞