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二次合金大手のアルミスクラップ買値、10月後半積み3~5円上げ

鉄鋼新聞 10/20(木) 6:00配信

 アルミ二次合金メーカー大手は、10月後半積みスクラップ原料買値を上物でキロ5円、スソ物類でキロ3円引き上げた。このほど原料問屋などの供給先各社に通知した。海外アルミ市況のジリ高傾向を反映。原料価格は長期低迷下にあり、全品種での引き上げは約2年ぶり。一方、一部のメーカーや向け先によっては横ばいとなった向きもあるなど、価格、調達量に大きくばらつきがみられた。

 原料問屋筋によると、新塊価格に連動しやすい新切れサッシ(63S)などの上物類についてはおおむね5円上昇。機械鋳物アルミなどのスソもの類が2~3円上昇した。一方、UBC(プレス済みアルミ缶)は「前回比横ばい」「キロ1円上げ」「3~5円上げ」(同)との声が聞かれた。ある缶ブローカー筋は「冬場に備えて在庫を仕込むため、強い購入姿勢を示したメーカーもあった」という。だが、大手缶再生メーカーは在庫の潤沢感を背景に据え置きを提示。その他の合金メーカーも軒並み買い気は弱い。
 指標となるロンドン金属取引所(LME)アルミ市況のジリ高基調に陰りがある点も懸念材料。現地17日には現物1645ドルと前日から2%下落。国内価格は上旬からキロ5円程度値下がりしており「11月前半積みの買値は再び引き下げられるのでは」(同)と観測する声も多く聞かれる。

最終更新:10/20(木) 6:00

鉄鋼新聞