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5大米銀のトレーディング収入が急増-トレーダー減が響く気配なし

Bloomberg 10/20(木) 7:09配信

金融危機以降に職を失った数千人のトレーダーやセールス担当者に銀行が突き付けたメッセージは、「あなたたちがいなくても大丈夫でした」というものだ。

米国の5大投資銀行の7-9月(第3四半期)の債券と株式トレーディング収入は合計207億ドル(約2兆1400億円)と、第3四半期として2009年以来の最高となった。調査会社コーリションによれば、欧州勢を含めた世界の10大投資銀行は過去7年でトレーディングと投資銀行の人員を5000人余り減らしている。

規制強化と低金利が利益を圧迫するほか電子取引の拡大を背景に、投資銀行は人員を減らしてきた。昨年第3四半期の不振を受けて米モルガン・スタンレーは債券部門のほぼ4分の1に相当する470人を減らした。その結果はどうだったかと言えば、今年第3四半期の債券トレーディング収入は前年同期のほぼ3倍の15億ドルになった。

モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)はアナリストらに、「良い四半期になった。25%少ない人員でそれを成し遂げたことは喜ばしい」と語った。

JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレーの5社を合わせた第3四半期のトレーディング収入は前年同期比26%増だった。いずれも、債券トレーディング収入がアナリスト予想を上回った。予想外だった英国の欧州連合(EU)離脱選択や各国・地域の政策金利についての方向の異なる見通し、マネーマーケット規制の変更などが追い風になった。

残る疑問

債券トレーディング収入最大はJPモルガンの43億ドル、株式はモルガン・スタンレーの19億ドルだった。

純利益はトレーディングへの依存が最も大きいゴールドマンで47%増。モルガン・スタンレーは57%増益。JPモルガンとBofA、シティの投資銀行部門の利益も増えた。

ゴールドマンは今年、債券関連の従業員の10%程度を減らした。これは同社の通常の割合の2倍で、約250人が影響を受けたと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が1月に報じた。年初の同部門従業員数が約2500人だったことになる。スリム化された同部門の第3四半期収入は前年同期比49%増の19億6000万ドルだった。

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最終更新:10/20(木) 7:09

Bloomberg