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ブラジル株:ボベスパ指数下落-株高行き過ぎとの見方広がる

Bloomberg 10/20(木) 7:28配信

19日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落。経済指標が失望を呼ぶ内容で、深刻なリセッション(景気後退)の中で同国株式の上げは行き過ぎとの懸念が広がった。前日は約4年ぶりの高値に上昇していた。

銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングやブラデスコ銀行が指数を押し下げた。また、通貨レアルが3営業日続伸となる中、食肉加工のマルフリグ・グローバル・フーズとJBSなど売り上げの多くを海外に依存する企業が下落した。

ボベスパ指数はテメル政権が財政赤字削減と投資家信頼感の回復に成功するとの期待から今年これまでにドル・ベースで83%上昇し、株価収益率(PER、予想収益ベース)は14.3倍と2015年5月以来の高水準となっている。ブラジル経済が低迷からの脱却に依然苦しんでいることを示す経済指標の発表を受け、一部アナリストは株価の上昇は行き過ぎとみる。この日ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した8月のサービス部門売上高は前年同月比3.9%減、前日発表された8月の小売売上高も同5.5%減だった。レメ・インベスチメントスのエコノミスト、ジョアン・ペドロ・ブルガー氏は「市場は行き過ぎている」と語った。

ボベスパ指数は前日比0.4%安の63505.61で終了。一時0.5%高となり、12年4月以来の高水準となる場面もあった。イタウは1.6%、ブラデスコは0.7%、マルフリグは2.5%、JBSは0.7%それぞれ下げた。

一方、住宅建設のガフィーザは6.2%上昇し4月以来の高値。7-9月(第3四半期)の新規プロジェクトが21%増加したと発表した。ブラジル石油公社(ペトロブラス)も5営業日続伸。米エネルギー省発表の原油在庫が予想外に減少したことに加え、サウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源相が多くの国は石油輸出国機構(OPEC)の減産に積極的に協調するとの考えを示したことを受けて、原油価格が上昇したことを好感した。

原題:Ibovespa Falls From Four-Year High as Valuations Seen Expensive(抜粋)

Denyse Godoy, Marisa Castellani

最終更新:10/20(木) 7:28

Bloomberg

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