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ドッケン「全てが素晴らしく感無量」

BARKS 2016/11/3(木) 15:12配信

ドッケンのジャパンツアー最終日東京は、メンバー/オーディエンス/制作側/PRの人間それぞれが一体化し成り立った、感動の美しい幕引き場面だった。

それは会場にいた全員が、30年前にタイムスリップし思いが一つになった瞬間でもあった。メンバーも心の底から互いを尊敬し、大きな愛と情熱によって信じられないパワーを生み出し、皆の心に届けた。これまでに、終始笑顔のドンを観たことがあるだろうか?それは彼らの音楽人生の中で最も感動してる瞬間だというのが伝わってきた。そんな心打つジャパンツアーに関し、今回キーマンとして務め上げたジェフ・ピルソンから今の心境が届いた。ジェフが居なかったらこの再結成は実現しなかっただろう。

   ◆   ◆   ◆

まず始めに、日本のファン全員に心から感謝したい。君たちがいたからこの再結成は実現できた。素晴らしい成功をおさめられただけでなく、これ以上ないほどの、まさに期待以上の最高の時間を過ごす事ができた。メンバー全員の関係も素晴らしく良好で心から楽しい時間を過ごし、皆のために心から楽しんで演奏できた。実はこんなに素晴らしいライヴができるとは正直思っていなかったんだ。本当に感動的だった。

日本のファンの暖かい心がこの奇跡を起こしたと思っているんだ。過去ドッケンには暗雲が立ちこめることもあったけど今回はそういったことはなく、過去のことは水に流し、ただ一緒にこの化学反応を楽しみ、この素晴らしい音楽を演奏することができた。そこにはドンのとても強い存在感があり、ミックはいつも通り安定して演奏を楽しみ偉大だった。ジョージは燃えてたよ。こんなに楽しかったプレイは長いことご無沙汰だったね。ドンとミックと私がコーラスを一緒に歌った時は、鳥肌がたった。一緒に歌えることがなんてこんなに楽しいんだ。繰り返すけど、このチャンスを皆さんから頂けたことに感謝の気持ちで一杯だ。

メンバーが空港で最後に別れた時、お互い大きく強いハグを交わした。時間が経つのが凄く速く、再結成ツアーがあっという間に終ってしまったことを、寂しく感じたんだけど、同時に感極まるものだった。「これが本物のバンドだと感じるようになれる日が来ることを、どんなに長い間待ち望んで来たか」と感じたことを言葉で表現するのは難しいけど、互いを愛し、互いの肩をもつようになれたんだ。本当にありがとう。

私達が日本に行く前、サウスダコタ州でリハーサルを行った初日の晩から、ドンとジョージはお互いを尊敬して一緒に一晩中ハングアウトしていたんだ。それはとても心暖まるシーンで、側で見ていた私も本当に嬉しかった。大阪でのサウンドチェックの時、ドンは自分のギターアンプの音が気に入らず、ジョージがドンのギターアンプの音を直してあげようか?と申し出た。ドンはジョージが直してくれたことに対して凄くハッピーだったのが分かった。30年前だったらそんなことは絶対に起きなかった。

バンドとして最高に嬉しかったのは、日本のファンから沢山のプレゼントをもらったり温かいメッセージをもらったことだ。今回のツアーでは、新幹線に乗ったり、お寿司やしゃぶしゃぶを始め美味しい食事もできた。時を越えてたくさんの長年のファンに会えたことも含め、全てが素晴らしく感無量だった。なんて楽しかったんだろう。

30年以上たった今でも皆に愛されているバンドのメンバーの一員だったということに、謙虚に感謝の念を持っている。アーティストとして心にふれ、感動を与え続けられたことは栄誉なことだ。繰り返しになるけれど、本当にありがとう!このジャパンツアーが最後だとは思いたくないし、また日本に戻って演奏することができたら素晴らしいことだね。ありがとう、それではまた!

ジェフ・ピルソン

●Dokken LIVE DVDインフォメーション
「来年春、ライヴDVDをリリースします。これはサウスダコタ州で数曲レコーディングされたアコースティックの楽曲とウォームアップライヴ、またラウドパークを含むジャパンツアーの映像がいくつか入っており、3つの違うショーが収録されています。ほとんどの時間、カメラはバンドと一緒だったから、日本でのリハーサルの部分なんかも含めた特別映像になるだろう。注目ポイントは新曲が入るってところだね。あんなに素晴らしかったジャパンツアーをもう一度このDVDで観れるのはエキサイティングさ。楽しみにしていてください」──ジェフ・ピルソン

取材・文 Sayaka Shiomi
写真:Brown Photography

最終更新:2016/11/3(木) 15:12

BARKS