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<話題>「モノ消費」から「コト消費」へシフト、体験型レジャーなどに注目

モーニングスター 2016/11/21(月) 9:30配信

 JNTO(日本政府観光局)は16日、10月の訪日外客数(推計値)を発表した。同月単月では前年同月比16.8%増の213万6000人となり、10月としては最高を記録。1-10月の累計では前年同期比23.3%増2011万3000人に達し、16年年間の1973万7400人を超え、初めて2000万人の大台を突破した。外客数の増加はあるものの、百貨店各社の月次動向では中国人を中心とする「爆買い」が減少している。「越境EC」の拡大やリピーターの増加もあってか、来日しての大きな買い物は控えられているようだ。以前の日本人が欧米諸国に対してそうであったように、中国や韓国、台湾、タイなどからの旅行者も、おもてなしや気配りなど、日本独自の文化や習慣などを体験する「コト消費」にシフトするとみられる。

 外国人観光客に限らず日本人も、自分自身の価値観や満足感に合った「モノやコト」にお金を使う傾向が強まっていることから、企業側のさまざまな消費取り込み策が注目される。

 凸版 <7911> は、「何度も旅したくなる日本」の実現をコンセプトにさまざまな企業と連携し「旅道(たびどう)プロジェクト」を推進。旅道プロジェクトの中核として、多媒体展開可能な観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」と、旅先ならではの多言語動画配信や自動音声翻訳が可能な観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を開発し、11月21日から、飛騨・高山地域における訪日外国人周遊促進に関する実証実験を行うとしている。

 サンリオ <8136> では、入園者数は大分県の「ハーモニーランド」で熊本地震による影響で減少となったものの、東京多摩市の「ピューロランド」は2ケタ増と好調だった。「ピューロランド」では、12月にレストランをリニューアルオープンする予定で、客単価のアップを狙う。

 よみランド <9671> は、遊園地部門で今年3月にオープンした「グッジョバ!! 」が好評に推移。10月14日からは恒例となったLEDを使ったイルミネーションの「ジュエルミネーション」を開催中。17年2月19日まで行われる計画で、来園者の増加が期待される。

 その他では、スキーシーズンを目前にした日本スキー <6040> 、音楽アーティストのマネジメントを行うアミューズ <4301> 、歌舞伎や演劇、アニメなどを手掛ける松竹 <9601> 、東京ドームや遊園地、ホテル運営の東京ドーム <9681> など。山歩きやアウトドアも根強い人気があることから、スノーピーク <7816> やヒマラヤ <7514> 、ゼビオHD <8281> 、アルペン <3028> なども挙げられよう。

(モーニングスター 11月18日配信記事)

最終更新:2016/11/21(月) 9:30

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