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SMAP紅白辞退を予測できず 芸能メディアの甘すぎた見立て

日刊ゲンダイDIGITAL 2016/12/29(木) 9:26配信

 NHKがあからさまな“手のひら返し”だ。大晦日の紅白歌合戦への辞退を申し出たSMAPについて、関連企画は一切行わないことを明言。番組から“SMAP色”を完全に排除するという。当初、籾井勝人会長が直々に出演交渉をすると言っていただけに、あまりの変貌ぶりにビックリだ。直前まで“SMAPシフト”を敷いていたNHKとしては、“裏切られた感”が強いのだろう。

「一時は、ジャニーズ事務所とNHKサイドで、来年以降の紅白の人選やSMAPが出る際の条件について、“密約”が交わされているとの情報が駆け巡った。さらには、ジャニーズの女帝メリー喜多川副社長が、SMAP出場に“GOサイン”を出したというウワサも流れました。各メディアも『そうはいっても、最後の最後は5人そろって出てくるのだろう』と楽観視していた部分があったんです」(芸能リポーター)

 ジャニーズ事務所と付き合いのある女性誌も、秋から毎週のようにSMAP関連の記事を載せてきた。新しいネタがなくても、SMAPファンの声だけで構成された記事を掲載。12月に入ってからは“紅白、奇跡の出演へ”などの見出しが躍った。最初から出ないことをわかっていて“確信犯”的に報じていた可能性もあるが、どこかで期待する部分はあったのだろう。だが、結果は見てのとおりだ。

「そもそも、メリー副社長がSMAPのために“花道”を用意すること自体がありえない話だった。解散の“原因”はメリー副社長とSMAPの育ての親であるI女史の対立にある。ファンがいくら署名を集めようが、そんなものは関係ない。自分たちの“感情”を超えて動くことは、ハナからなかったんです。そのあたりを、メディアは甘く見すぎていたと思います」(女性誌記者)

 今年の米大統領選では、選挙前、各メディアは圧倒的ヒラリー優位を予測。だが、結果はトランプ勝利で“メディアの敗北”ともいわれた。SMAPの紅白辞退も、多くの芸能マスコミは直前まで予測できなかった。単純な比較はできないが、メディアの見立てが“甘かった”点は共通しているといえよう。

 今は各メンバーの今後に注目が集まっているが、来年も予想を覆す事態が起こるかもしれない。

最終更新:2016/12/29(木) 12:26

日刊ゲンダイDIGITAL