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北九州の成人式がヤバイ ど派手衣装レンタル店の「本音」 始まりは「金さん・銀さん」、「虹キング」伝説

withnews 1/8(日) 7:00配信

始まりは「金さん・銀さん」

 みやびはもともと、ブライダル中心の衣装店だったそうです。成人式用も貸し出していましたが、扱うのは全て既製品だったそうです。

 転機は2003年、「金さん」と「銀さん」の来店でした。幼稚園からの幼なじみという社会人2人組は、「全身金、銀の衣装にしたい」とリクエストしたそうです。ところが、既製品を扱う店にそんな衣装があるわけもなく、雅さんはフルオーダーで用意することに。

 上の着物は金襴(きんらん)、銀襴の織物生地でつくり、はかまは何度も試作織りを繰り返して、メタリックなオーロラ色に光る生地をつくりました。丸一年かけ、もうけも度外視だったそうです。

 そのかいあって、金さん&銀さんは大絶賛。式後に店にやってきて、自分たちがどれだけ目立ったか、この衣装にしてよかったかを1時間以上、雅さんに語ったといいます。

 雅さんは「あの時、まだちっちゃい携帯の液晶で成人式の写真を見せてくれたのをよく覚えています」

伝説の「虹キング」

 「次にムリだと思ったのは虹キングかな」

 虹キング――!!! どんな衣装なんでしょう?

 虹キングは2008年ごろ、成人式の1年前に早々と店を訪れたそうです。「全身を虹色の7色の羽織はかまにしてほしい」と絵コンテまで持参して。

 「7色にするなんて、本当にできなくて、やり方も分からなかった。メーカーや布を織る会社にも全部断られた」と振り返る雅さん。

 泣く思いで7色の布を縫いつないで、はかまを作ったそうです。虹キングは、赤、青、黄色といった単色の着物に身を包んだ7人と一緒に、「チーム虹キング」として大満足で成人式に臨んだといいます。

毎年1千着をレンタル

 店には毎年、先輩たちの派手な衣装を見た後輩たちが「自分たちも」と訪れます。今では毎年の成人式に千着程度を貸し出すそうです。

 「先輩のをそのまま着てくれると店としてはありがたいけど、ほぼない。みんなこだわりがあって先輩より派手にという人が多いから」と雅さん。

 「派手な衣装を推奨しているわけではないし、もっと控えめにしてもいいかとは思いますが、一生に一度の成人式。本人の後悔が残らないようにと思っています」

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最終更新:1/8(日) 7:00

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