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北九州の成人式がヤバイ ど派手衣装レンタル店の「本音」 始まりは「金さん・銀さん」、「虹キング」伝説

withnews 1/8(日) 7:00配信

「ヤンキーは店に来ない」

 ここで、一番気になっていたことを、聞いてみました。ど派手な衣装を好む人は、やっぱりヤンキーなんでしょうか……?

 「うちに来る人は男女問わず、みんなびっくりするくらい礼儀正しくて、むしろ普段はおとなしいと思いますよ。衣装も翌日にちゃんと返してくれるし。計画を立てて、何度も店とやり取りしないといけないから、しっかりした人じゃないとできないですよ」

 雅さんによると、レンタル衣装代は10万から40万円で、平均15万円ほど。決して安いとは言えない金額です。

 お客さんは10代で働き始めた人の割合が多いそう。職業別に見ると、工場で働いている人が最も多いといいますが、公務員や自衛官、警察官も「毎年必ずいます」。

 学生では、毎月1万円ずつ貯金したり、親に半額を出してもらったりする人もいるのだとか。「いわゆるヤンキーが店に来ることはありません。迷惑をかけられたことも、ほとんどありません」

祭り文化? SNSの影響?

 え……。それなのになぜ、あんな格好を…。

 「ハレの日に目立ちたいというのと、一生に一回のことだからでは」。確かに、結婚式を除けば、人生であんなに主役になれることなんて、なかなかありません。30、40代になってからじゃできないというのもうなずけます。

 北九州のお祭り文化や、SNSの発達も影響していそうですが、雅さんは、成人式の規模が派手な衣装に結びついた、という分析も教えてくれました。

 新成人が1万人ほどの北九州では、目立つためにグループで衣装をそろえる方向に進化し、より小規模の自治体では、1人でも派手に見える方向へと進化したのだといいます。

 ど派手成人式から文化の進化論まで飛び出すとは……。

 ところで、新成人たちに「雅先生」と慕われている雅さん。ご自身の成人式は?

 「親から高い赤い振り袖を買ってもらいましたけどごく普通でした。もう一回するなら派手な友達と派手な衣装にしてみると思いますよ」

 ふと、自分も成人式の朝、友達と待ち合わせて会場に向かったことを思い出しました。派手な衣装があったら、あいつらと着たかったかな……。不思議とそんな気もしてきました。

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最終更新:1/8(日) 7:00

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