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東芝:主要取引銀行が融資継続を表明、金融機関説明会で-関係者

Bloomberg 1/10(火) 18:29配信

米原子力事業で数千億円規模の減損損失が生じる可能性があると発表した東芝に対し、同社の主要取引銀行は、2月末まで融資を継続する方針だ。金融機関に対する10日午後の説明会で、主要銀行が意向を表明した。

説明会の内容は、複数の関係者がブルームバーグの取材に明らかにした。東芝の格下げを受け、融資の条件となる財務制限条項に抵触するが、融資を続けることで再建を支援するという。説明会は約45分間にわたって行われた。

東芝は2015年末に米子会社を通じて買収を完了した原子力発電関連の建設・サービス会社の取得価格と純資産の差にあたる「のれん」が数千億円規模に上り、10ー12月期決算で全額を減損処理する可能性がある。格付投資情報センター(R&I)は格付けを「BBB-」から投機的等級とされる「BB」に2段階引き下げた。東芝は15年春に発覚した不正会計問題を受けて家電事業や医療機器子会社を売却し財務改善に取り組んできたが、半導体と並ぶ主力分野の原子力事業が再建への足かせとなった。

東芝の発表によると、16年3月末の借入額は、みずほ銀行1834億円、三井住友銀行が1768億円、三井住友信託銀行が1310億円、三菱東京UFJ銀行が1112億円。手元資金の流動性の確保のため、15年9月に総額4000億円のコミットメントライン契約を結んでいる。

昨年11月の発表によれば、9月末時点の東芝の株主資本は約3600億円、株主資本比率は7.5%だった。17年3月末の純利益は1450億円と予想していた。

三井住友銀行広報担当の氷室祐一郎氏は、東芝を「引き続き主力行として支援する方針」と述べた。東芝とみずほフィナンシャルグループの広報担当者は、個別案件については回答を控える、と答えた。

最終段落に三井住友銀行のコメントを追加しました.

Gareth Allan, Shingo Kawamoto, Tsuyoshi Inajima, Takashi Amano

最終更新:1/10(火) 18:48

Bloomberg

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