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09年優勝監督・原氏、侍ジャパン・小久保監督へ『世界一の金言』

サンケイスポーツ 1/11(水) 7:00配信

 巨人前監督で2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2回大会で監督として日本を世界一に導いた原辰徳氏(58)が10日、侍ジャパンに『金言』を授けた。客員教授を務める千葉・勝浦市の国際武道大で約300人の学生を前に恒例の講義を行い、当時の“神采配”の秘話を披露。巨人監督時代の06年には主将を任せた侍ジャパン・小久保裕紀監督(45)に、エールを送った。

 ドジャースタジアムに掲げた日の丸の感動が蘇る-。日本代表が最後に世界の頂点に立った2009年大会から8年。国際武道大で「スポーツ戦略論II」の講義を行った原氏が、当時の“神采配”の裏側を明かした。

 【控えが肝心】

 「メンバーはサブから選んでいった」-。

 原氏は最初に片岡、川崎、そして昨季限りで引退した鈴木尚広氏との二択で亀井を選んだという。選考にあたり徹底したのは、(1)全力でプレーする選手、(2)スピードを持ち自己を犠牲にできる選手を選ぶ、という点。控え選手の献身と姿勢がチームの空気に及ぼす影響を考えてのことだ。

 【NINJA打線】

 「1番から4番まで足の速い選手を徹底して並べた」-。1番からイチロー、中島、青木、稲葉と続く俊足巧打の上位打線。足で揺さぶってMAX169キロ左腕、チャプマン(キューバ)を攻略するなど、スピードと戦略でパワーに対抗した。当時の戦いを知る青木に加え山田、菊池らが担う走力は、今回も鍵になるはずだ。

 【“変わる”は恥じゃない! 役に立つ!!】

 決勝ラウンドに入り、原氏は先発の柱を担った投手4人のうち、準決勝を松坂、決勝を岩隈に託し、杉内をリリーフ待機、ダルビッシュを抑えに抜てきした。守護神にと期待した藤川の不調で決断したもので、戸惑うダルを「世界一をとる最後の試合を締めてくれ」と直接口説いたという。

 「勝負ごとは生き物。流動的に選択していく、変わっていくことは恥ずかしいことじゃない」

 機を見て敏-。先発投手としての起用を公言する大谷を4番打者や守護神に据えることだって可能? 戦況をしっかり見据え、風を読み、動くことも重要なのだ。

 巨人監督時代の06年に主将を託した小久保監督とは今オフも話をする機会があったといい、2月の侍ジャパン合宿も視察する意向。「大いに期待しています。一野球人として、陰ながら応援したい」と原氏。世界一奪還へ船出する侍ジャパンへ、武運を届ける。

最終更新:1/11(水) 7:00

サンケイスポーツ

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