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巨人が新人15人に“特守” 野球賭博再発防止へ、寮長の生々しい言葉

夕刊フジ 1/11(水) 16:56配信

 野球賭博事件で4選手が球界を追われた巨人。高木京介元投手(27)の失格処分の満了を控え、“平成の黒い霧”の温床となった選手寮を異例の体制で立て直す。

 新人15選手は9日、川崎市のジャイアンツ球場で合同自主トレーニングを開始。帰寮後は座学の新人研修会も始まり、「巨人軍選手として」と題して野球賭博事件を中心に講義が行われた。

 事件の中核となった笠原元投手は法廷などで、寮で先輩に誘われて賭け事にのめり込み、延長線上で野球賭博に手を出したと語った。わずか数年前に舞台となった、その寮での講義は生々しい。

 不祥事再発防止のため2015年末に紀律委員会が発足。今月1日付で、寮を総務人事部から紀律委事務局の直轄に移管し、松尾英治事務局長が自ら寮長に就任するという、球界でも例のない徹底的な管理体制が始動した。

 松尾寮長もこの日講師を務め「現実にこういうことがあったんだよ、と僕の言葉で伝えた。(解雇された)4人は才能もあったが、スキもあった。われわれも指導不足だったと」。

 その4人に日本野球機構(NPB)が下した失格処分は、当初発覚した3人は無期。最後の高木京元投手は1年間で、3月22日に満了を迎える。球界復帰には巨人を通してNPBへの申請が必要だが、球団フロント関係者は「本人が望むなら、粛々と手続きを取る」。

 本人の動向はまだ不透明だが、開幕前に事件が再注目されるのは必至。法廷で決着しても、風化はさせられない。球団も覚悟の上で、新人研修の初っぱなに真正面から事件を取り上げた格好だ。 (笹森倫)

最終更新:1/11(水) 17:43

夕刊フジ