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巨人 “影薄”ルーキーたちの本音

東スポWeb 1/11(水) 16:31配信

 巨人の新人合同自主トレは10日、2日目が終了した。今季のルーキーではドラフト1位内野手・吉川尚輝(21=中京学院大)と並び、7位の大型右腕・廖任磊投手(リャオ・レンレイ=23、台湾)の注目度が急上昇。2位から6位の5人になかなかスポットライトが当たらない逆転現象が発生しているが、どんな思いでいるのか。

 この日のジャイアンツ球場は天候に恵まれ、ルーキーたちは寮から初めて自転車通勤。由伸監督ら多くの首脳陣や報道陣が詰めかけた前日の練習初日とは打って変わって、静けさが漂った。

 それでも視線を集めたのは吉川尚と廖の2人だった。本来は遊撃手の吉川尚はカメラマンの無数のシャッター音が鳴り響く中、ノックで二塁、遊撃、三塁の守備をこなし「いろいろなポジションができれば、チャンスは広がる。二塁も全然やったことがない。練習してうまくなりたい」とコメント。一方、201センチ、125キロと規格外の廖は“新伝説”を残した。グラウンドの外野でキャッチボールすると、廖が何度も踏みしめた部分の芝生だけがめくれ上がり、球団関係者を「体重もあるし、力が強いせいなのか…。こんなことは見たことがない」と驚がくさせた。

 2人はこの日だけでなく、入寮日や合同自主トレ初日などの節目でテレビカメラの前に立っており、巨人ルーキーの“顔”となった。ただ、吉川尚の場合は「巨人のドラ1」の宿命とはいえ、廖はドラ7。2位以下の5人は、同期で自分よりも下位指名の廖に話題をさらわれた格好だ。プロとなった以上、注目を集めることも大事な要素。その点を当事者はどう感じているのか。

 4位の左腕・池田駿(24=ヤマハ)は「今は全然気にしていません」とキッパリ。理由を「結局は(一軍で)どれだけ活躍して目立てるか、ということだと思っていますので」と説明した。

 このように冷静さを保ち続けて成長した例もある。15年のドラ4・宇佐見は「1位(桜井)と2位(重信)は注目されてすごいなと思ったけど、かえって僕のことは(メディアの)誰も見てないだろうと思ってオーバーワークにもならなかった」という。新人合同自主トレの期間からマイペース調整し、昨秋のキャンプで首脳陣の目に留まって新正捕手候補に挙げられた。

 脚光こそ浴びていないルーキーたちも、日々ふてくされることなく牙を研いでいる。

最終更新:1/11(水) 18:28

東スポWeb