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貫いた「前へ」=横綱に引かせた御嶽海-大相撲初場所

時事通信 1/11(水) 20:42配信

 激しく頭からぶつかって突くと鶴竜の体が起きた。すかさず突き返されたが、御嶽海はひるまない。たまらず横綱が引いたところを逃さず、左を差して一気に勝負。「前へ」の姿勢を貫いた会心の一番となり、再び座布団が乱舞した。

鶴竜に土、御嶽海また金星=大相撲初場所4日目

 支度部屋に戻った御嶽海は「横綱に引かせたこと」を勝因に挙げた。この日の朝、師匠の出羽海親方(元幕内小城乃花)から「引かせたら少しだけ勝機がある」と助言を受けたという。その瞬間を逃さず、今場所二つ目の金星を手にした。

 2日目の日馬富士戦は横綱の安易な投げ技に救われたが、今回は内容が違う。「自分の相撲で前に出て勝てたのがうれしい」。八角理事長(元横綱北勝海)は立ち合いの圧力が増していることを褒め、「(上位陣も)一歩間違えれば持って行かれる怖さが出てきた」と24歳の成長を認めた。

 この日は故郷の長野県から母のマルガリータさんが観戦に訪れた。報道陣から記念撮影をと求められたが、「まだ4日目だから」と断り、浮かれた様子はない。「しっかり白星をつなげていきたい」。三役復帰に向け、まだまだ暴れるつもりだ。

最終更新:1/11(水) 23:18

時事通信