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少女像問題 韓国の黄首相が日本に自制要求 野党にも理解求める 「区に責任を押しつけた」と批判も

西日本新聞 1/11(水) 11:20配信

 韓国・釜山の日本総領事館前に従軍慰安婦被害を象徴する少女像が設置された問題で、大統領代行の黄教安(ファンギョアン)首相は10日の閣議で「事態悪化につながる恐れがある言動を自粛することが、韓日関係の未来志向的な発展のために望ましい」と述べた。長嶺安政・駐韓大使らを一時帰国させた日本政府に、これ以上の措置を避けるよう求めた格好だ。

 黄首相は、慰安婦問題を巡る2015年末の日韓合意を履行する意思を改めて示した上で「両政府だけでなく、全ての当事者が合意の趣旨と精神を尊重し、韓日関係発展のために努力し続けることが必要だ」と強調。少女像を設置した市民団体や合意破棄を求める野党にも理解を求めた。

 一方、昨年末に一度は撤去しながら、市民団体の抗議に屈して少女像設置を認めた釜山市東区の区長は聯合ニュースの取材に「政府も市も、区に責任を押しつけた」と批判。「撤去は外務省がすべきだ。区は関知しない」と明言した。

=2017/01/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:1/11(水) 11:20

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