ここから本文です

中国の南シナ海進出批判=次期米政権の国務長官候補―同盟関係も焦点・上院公聴会

時事通信 1/12(木) 1:01配信

 【ワシントン時事】トランプ次期米大統領が国務長官に指名したレックス・ティラーソン前エクソンモービル会長(64)の承認に関する公聴会が11日、上院外交委員会で開かれた。

西太平洋に空母派遣=中国の海洋進出警戒か-米

 ティラーソン氏は中国について、人工島建設など南シナ海の海洋進出を批判し、北朝鮮に圧力をかけるよう求める方針を示した。

 トランプ氏は「一つの中国」原則に縛られない考えを示し、就任前から中国との摩擦が生じている。ティラーソン氏は「中国による南シナ海の人工島建設は違法だ」と断言。一方で「米中の経済は深くつながっている」とも述べ、硬軟両様で臨む方針を示した。

 議会承認で最大の焦点は、ロシアのプーチン大統領との親密な関係だ。民主党議員だけでなく共和党のルビオ議員らからもティラーソン氏の親ロ的な姿勢に懸念の声が上がっている。ティラーソン氏はウクライナ紛争やシリア内戦を念頭に「ロシアの最近の行動は米国の国益を無視している」と批判しつつも、対テロ戦など「共通の利益」もあるとして、対話の必要性も強調した。

 また、トランプ氏が選挙戦で、見直しの可能性を示唆した日本や北大西洋条約機構(NATO)などとの同盟関係について、ティラーソン氏は「義務を果たさない同盟国を見て見ぬふりはできない」と主張。同盟国にこれまで以上の防衛負担を求める可能性がある。

 中東政策では、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を「最優先事項」に掲げ、「イスラム過激主義を阻止するために急務なのはIS打倒だ」と語った。 

最終更新:1/12(木) 8:43

時事通信