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警察の過剰な所持品検査は違法 神戸地裁が賠償命令

神戸新聞NEXT 1/12(木) 16:43配信

 兵庫県警の職務質問に伴う所持品検査で精神的苦痛を受けたとして、神戸市内の50代男性が、県に対して10万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁は12日、3万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は2012年1月31日、須磨区内のレンタルビデオ店の駐車場に止めた車内で仮眠中、須磨署地域課の巡査部長らから職務質問を受けた。求めに応じて車内を確認させた後、かばんの中身の検査を求められたが、大人用のおもちゃを入れていたため、拒否。その後、再三の説得に応じ、かばんの中を見せた。

 判決で山口浩司裁判長は、男性が運転免許証を示し、車内確認にも応じたことから、かばんの検査については「男性の承諾が得られない以上、その段階で終えるべきだった」と判断。「プライバシー侵害の高い行為で、相当と認められる限度を逸脱している」と指摘した。

 兵庫県警の増田稔監察官室長は「判決内容を検討し、関係機関と協議の上、今後の対応を決めたい」とコメントした。

最終更新:1/13(金) 9:48

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