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野球より釣り? ソフトB「城島臨時コーチ」招聘断念の波紋

日刊ゲンダイDIGITAL 2/1(水) 12:40配信

 漁師を陸に上げることは、かなわなかった。

 ソフトバンクが今キャンプの目玉と考えていた、球団OBの城島健司氏(40)の臨時コーチ招聘プラン。しかし、本人にその気がなかったのか、断念した模様だ。

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 近年、ソフトバンクは捕手陣が高齢化。細川(37)が楽天に移籍したとはいえ、残る主力捕手の鶴岡と高谷は、いずれも35歳。次代を担うといわれていた斐紹(24)や拓也(24)ら、若手は伸び悩んでいる。

 日本代表の正捕手を務めたこともある城島氏なら、捕手育成にうってつけ。ネックとされていたのは本人のやる気だ。12年に阪神で引退してからというもの、趣味の釣りとゴルフ三昧。地元テレビ局でも、それぞれの冠番組を持っている。特に釣りは趣味の範疇を超えており、漁師さながらのライフサイクルとなっているという。

 釣りへの情熱は、現役時代に自身を育ててくれた工藤監督への恩にも勝るということなのか。

 ある球団関係者は「たとえキャンプ期間中だけであっても、釣りの拠点である長崎から離れたくないのは本音でしょうけど……」と、こう続ける。

「球団への不信感がいまだ拭えないのかもしれない。城島は09年にマリナーズ退団後、阪神で日本球界に復帰。本人は『戻るなら古巣しかない』と話していたが、当時の球団フロント陣が難色を示した。『経費がかかる』とか『捕手は育っている』と、手を挙げるのに時間がかかった。これに城島もすっかり呆れたそうです。その後は王会長が孫オーナーに直談判したこともあり、フロントは一新されたのですが……」

 13年には斉藤和巳氏の引退セレモニーに出席し、05年以来となる鷹のユニホーム姿を披露。自身の番組のゲストにソフトバンクの選手を呼ぶなど、完全に球界と決別したわけではない。球団も手応えを感じていたのかもしれないが、いずれにせよ、捕手育成がさらに遅れることだけは確かだ。

最終更新:2/1(水) 17:24

日刊ゲンダイDIGITAL