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「悲劇繰り返さないで」=津波訴訟原告らが訴え―仙台

時事通信 2/12(日) 21:04配信

 東日本大震災で当時会社や学校などにいた子供や配偶者を失った遺族らが12日、震災から来月で6年となるのを前に、教訓を語り合うフォーラムを仙台市で開いた。

 身内が犠牲になった理由を知りたいとの思いから訴訟を起こした三つの家族会が主催。「悲劇を繰り返さないで」と、組織管理下での防災の在り方や事後検証の必要性を訴えた。

 昨年に続き2回目の開催で、宮城県女川町の七十七銀行女川支店、同県石巻市の私立日和幼稚園、同市立大川小学校をめぐる訴訟の原告遺族らが登壇し、約100人が耳を傾けた。

 女川支店をめぐる訴訟の原告で、行員だった長男を失った田村孝行さん(56)は「企業の上層部の方は、最悪を想定し、最善を尽くしてほしい。命を預かる者の責務は大きい」と力を込めた。

 幼稚園からの送迎バスが津波と火災に巻き込まれ、次女を亡くした西城靖之さん(48)は「なぜ子供が亡くなったのか、裁判で全ては分からなかった。真実を知るための新しい組織づくりが必要かもしれない」と訴えた。

 児童と教職員計84人が犠牲になった大川小で6年の長男を亡くした今野ひとみさん(46)は「どんな場所であれ、命を守ることが最優先。どうして守れなかったのか、もう一歩踏み込んで考えて」と話した。 

最終更新:2/12(日) 21:10

時事通信