ここから本文です

ソフトバンク・田中正義、開幕ローテ入りに暗雲 達川ヘッド「プロでもう少しメシを食わないとあかん」

夕刊フジ 2/16(木) 16:56配信

 開幕ローテ入りに早くも暗雲だ。昨年のドラフトの目玉、ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(創価大)が14日に実戦形式の打撃練習に登板。最速152キロを計測したものの制球に苦しみ、達川光男ヘッドコーチ(61)は厳しい評価を下した。

 打者7人と対戦し、先頭の松田には高めに大きく外れる四球。5年目の真砂には簡単に2ストライクと追い込んだものの、そこから空振りが奪えず6球ファウルで粘られ、フルカウントからの12球目で右飛。6年目で1軍出場通算1試合の釜元にも四球を与えた。

 田中は「ボールが大学時代とは全然違う。乾燥と緊張で、ボールが手につかなくて…。指先の感覚が。イライラするなぁ」ともどかしい気持ちを口にした。

 プロに入り、ストライクゾーンの違いに戸惑う投手はいるが、ボールの違いを口にするのは珍しい。田中は人一倍神経質なタイプなのか。

 そんなゴールデンルーキーに達川ヘッドは「なんちゅ~ても、球離れがバラバラ。バンデンハーク、松坂、摂津は一日の長があるわ。勝ってる投手に共通しているのは、球離れが安定しとること。もうちょっと馬力も欲しいし、いい投手はテンポがいい」と指摘。

 「現状を考えたときに、まだまだやることは多いわな。(新聞は)『ローテーション入りできるか』と派手にバッといきたいところじゃろうけど…。プロでもう少しメシを食わないとあかんな」と1から出直しさせることを示唆した。

 一方で「ドラフトで5球団が競合した投手だけに見るべきものはある。真っすぐは(打者が)差し込まれていた。タイプ的には平野(オリックス)に似ていて、内川も『球は来ていた』と言っていた」と潜在能力の高さは疑う余地がない。

 質量ともに12球団随一の強力投手陣だけに余裕はある。将来を見越してまずはじっくり育てることになりそうだ。 (塚沢健太郎)

最終更新:2/16(木) 16:59

夕刊フジ