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江夏豊氏「一番強いのは選手」中日内紛を一刀両断

スポーツ報知 2/17(金) 5:17配信

 伝説の名サウスポー、江夏豊氏(68)=野球評論家=が16日、中日の沖縄・北谷キャンプを訪問し、内紛騒動に巻き込まれた同じ左腕の大野雄大投手(28)を擁護した。

【写真】【中日】大野、練習メニュー異例の“白紙”

 ブルペンのネット裏。江夏氏は大股開きでパイプ椅子に腰を下ろし、ティアドロップ型のサングラス越しに左腕の投球を見つめた。投球後、腰を直角に曲げてあいさつに来た大野の肩をポンと叩き「先日、朝倉(2軍投手コーチ)と(内輪もめが)あったらしいが、一番強いのは選手だからな。頑張れよ。応援してるよ」と親身なエールを送った。

 デビュー当時から、同じ関西出身の左腕に注目していたという江夏氏。「もともと力のある投手。ただ、精神的にムラッ気があった」と、6年間で42勝42敗の通算成績には物足りなさを感じている様子。それでも「打線の援護があれば、確実に13、14勝はできる」と野手陣の奮起次第ではキャリアハイの11勝(2015年)を十分に超えられると太鼓判を押した。勝利を重ね、いい意味でコーチを裏切れという教えのようだ。

 江夏氏のバックアップで百人力の大野は「もちろん援護があればうれしいですが、僕は1―0で勝つことを追求したい。そのためにレベルアップしないと」とキッパリ。この日も朝倉コーチのノックを受けるなど、騒動の影響は感じさせなかった。森監督も「江夏さんは『(内紛を)どんどんやれ』って言ってたよ」と毒ガスのジョークを吐きつつ、「これをいい方向にしてくれればいい」と、内紛を乗り越えたエースの成長を期待した。(田中 昌宏)

 ◆朝倉コーチVS大野の内紛VTR 今月12日、朝倉コーチが予定になかった特守を大野に課そうとしたところ、調整の都合もあって拒否。すると、14日の練習メニュー指示が大野の欄だけ白紙にされ、さらに同日、同コーチのノックに加わろうとした際、手ではねのけるようなしぐさで「出ろ!」と一喝された。この件が報道された翌15日、再び大野が「お願いします」とノックに加わると、朝倉コーチは捕球するたびに「オーケー!」と声をかけるなど“和解”が成立。

最終更新:2/17(金) 11:42

スポーツ報知