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「あいさつ代わり」容疑者過去に危険運転 千歳2人死傷事故

北海道新聞 2/16(木) 11:00配信

荷台を対向車線に? 容疑者は否認

 【千歳】千歳市内で1月、2人が死傷したトレーラー同士の事故を引き起こしたとして、千歳署は15日、 自動車運転処罰法 違反(危険運転致死傷)の疑いで、別のトレーラーを運転していた胆振管内洞爺湖町、会社員高梨正志容疑者(33)を逮捕した。高梨容疑者は「あいさつ代わりに驚かせる運転をしたことはある」と、過去の危険な運転に関する供述をしていることが同署への取材で分かった。

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 同署によると、高梨容疑者は「危険を避ける目的でブレーキをかけた」と否認しているという。

 トレーラーは運転席があるヘッド部分と、連結された荷台部分にそれぞれブレーキがあり、減速時は通常、両方のタイヤが制動するフットブレーキをかける。荷台側だけ制動する手動ブレーキをかけると、今回のように荷台が横揺れする可能性がある。同署は目撃情報などから、高梨容疑者が手動ブレーキだけを作動、荷台を対向車線にはみ出させた疑いを強めている。

 逮捕容疑は、このような危険な運転による走行妨害の結果、対向してきた伊達市の会社員津崎慎治さん(38)のトレーラーと、自身の2台後ろを走行していた男性会社員(40)のトレーラーの正面衝突事故を引き起こし、津崎さんを死亡させ、男性会社員に重傷を負わせた疑い。

犠牲者とは運転手仲間、無線ですれ違い察知か

 関係者によると、高梨容疑者は津崎さんの運転手仲間で、2台後方を走行した男性会社員と同僚。高梨容疑者は、後輪を横滑りさせて曲がる「ドリフト走行」の映像をインターネットで公開していた。

 同署は、自動車無線などを通じ、津崎さんとすれ違う見通しを事前に知っていた高梨容疑者が、故意に車体が対向車線にはみ出すようブレーキ操作をしたところ、対向車線にはみ出したとみて、調べを進めている。

北海道新聞

最終更新:2/16(木) 13:40

北海道新聞