ここから本文です

殺害を予行演習か=犯行前日に実行犯ら―毒薬瓶押収・マレーシア警察

時事通信 2/17(金) 22:30配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで暗殺された事件で、実行犯として逮捕された女2人らが犯行前日、殺害現場となったクアラルンプール国際空港で予行演習とみられる行動を取っていたことが17日明らかになった。

〔写真特集〕金正男氏殺害事件

 警察当局は17日、2人を空港に連れて行き、2度目の実況見分を行った。事件に関与したとみられる4人の男の所在は不明のままで、警察が行方を追っている。

 マレーシアの中国語紙・星洲日報などによると、犯行前日の12日、逮捕されたベトナム旅券を持ったドアン・ティ・フォン容疑者とインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者、事件に関与したとみられる男4人がスプレーを使ってゲームをしているような映像が空港の監視カメラに映っていた。

 空港があるスランゴール州の警察当局者は「容疑者たちは犯行現場でリハーサルをしたとみている。計画された暗殺だ」と述べた。

 ただ、別の警察幹部は「外国の特務機関が金氏を殺害したと結論付けるのは時期尚早だ。捜査は続いており、この事件は複雑だ」と語った。

 また、消息筋によると、警察当局はドアン・ティ・フォン容疑者のバッグの中から毒薬の入った瓶を発見、押収した。瓶に入った薬物が金氏殺害に使われた可能性も排除できないとみている。検視結果はまだ明らかではないが、初期捜査では金氏殺害に使われたのは毒薬のリシンかフグ毒とされる。 

最終更新:2/18(土) 0:12

時事通信